2016/12/08

鳥糞を舐めつつ排尿するルリシジミ♂



2016年8月下旬

峠道の路上で2頭のルリシジミ♂(Celastrina argiolus)およびムネアカオオアリCamponotus obscuripes)のワーカー♀が群がっていました。
ルリシジミが口吻を伸ばして舐めているのは、白っぽい鳥の糞が付着した小石でした。
吸汁しながらときどきルリシジミが透明な液体を排泄しました。


▼関連記事鳥の糞に群がるシホンハマダラミバエとルリシジミ

ムネアカオオアリが集まっている辺りにはおそらく獣糞や死骸があったのだろうと推測しましたが、どうでしょうか。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

つづく






2016/12/07

クサフジの花蜜を吸うクロマルハナバチ♂



2016年8月下旬

農村部の道端に咲いたクサフジの群落でクロマルハナバチ♂(Bombus ignitus)が訪花していました。
カラフルな雄蜂を目にするのは今季初です。
よほど花蜜が豊富なのか、ひとつの花穂に執着して吸蜜を続けています。
雄蜂との組み合わせは初見です。

▼関連記事
クサフジの花で採餌するクロマルハナバチ♀

横の車道を大型トラックが通っても蜂は飛んで逃げませんでした。
時間をかけて全ての花を訪れた後に、ウロウロしたので飛び立つかと期待しました。
ところが歩いて地面に降りたので、ちょっと驚きました。(最後は転がり落ちた?)
なぜか飛び立てないほど弱っているらしく、路上や道端の草むらを徘徊しています。




セスジスカシバ(蛾)飛び立ち前の準備運動と脱糞【ハイスピード動画】



2016年8月下旬・午後

峠道の道端に生えた木苺の葉表にセスジスカシバPennisetia fixseni fixseni)が乗って休んでいました。

240-fpsのハイスピード動画で撮りながら指を近づけると、触れる前に飛び立ちました。
しかし飛翔力が弱くて、横の茂みにもんどりうって落下しました。
現場では擬死落下かと思ったぐらいです。
準備運動しないと緊急避難時にうまく飛べないようです。
(気温を測るべきでしたね。)
身を守る自衛戦略としては、蜂の威を借りるベーツ擬態に依存しているのでしょう。
キイロスズメバチにそっくりです。

今度は下のクズの葉に乗っています。
再び蛾に指を近づけると、準備運動の羽ばたきを開始。
やがて、持ち上げた腹端から白い液状の糞を勢い良く排泄しました(噴射、糞射@2:00)。
離陸直前に少しでも軽量化を図ったのでしょう。
アイドリングの準備運動で充分に体温が上がるとようやく飛び立ちました。
今度はちゃんと飛んで逃げ、行方を見失いました。



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