2016年5月中旬・午後18:27
日没が迫り茂みをかき分けつつ下山していると、沢の水を堰き止めた砂防堰堤に2羽のカルガモ(Anas zonorhyncha)を見つけました。
この池をいつ訪れても必ず2羽のカルガモが居るので、おそらく番のでしょう。
▼関連記事:丁度1年前に撮影
カルガモの尾脂腺(羽繕い@砂防堰堤)
カルガモは警戒して水から上がってコンクリートの堰堤へ登り、いつでも逃げられる体勢でこちらの様子を伺っています。
私は静かに撮影していたのですが、最後は痺れを切らしたように鴨はガーガー♪鳴きながら(警戒声)二手に分かれて飛び去りました。
日の入り時刻は18:44ですが山中ではそれよりもずっと早く太陽が山陰に沈んだ途端に暗くなります。
2016年5月中旬
民家の庭に植えられたキングサリ(=キバナフジ)で満開に咲いた花にキンケハラナガツチバチ♀(Megacampsomeris prismatica)が来ていました。
吸蜜した後は風で揺れるキングサリの葉にしがみつき、しばらく動かずに日光浴していました。
個人的に、ツチバチをこの時期に見るのは初めてかもしれません。
『ハチハンドブック』p45によれば、
(キンケハラナガツチバチは)秋に多いが春にも見られることがあるので、一部が成虫越冬するものと思われる。
2016年5月中旬
川沿いの農道でキジ(Phasianus versicolor)の♂♀番を見つけました。
初めは警戒してリンゴの木の下に隠れていたのですが、私が辛抱強く動きを止めていると徐々に大胆になり、農道や畑に出てきて採食を始めました。
おそらく様々な雑草の実を啄んでいるのでしょう。
地味な♀の採食シーンを観察するのは初めてです。
キジの♀は完璧な保護色で、動いていないとまず見つけられません。
番が互いに寄り添うように離れず、草むらで採食しています。
♂は定期的に縄張り宣言の囀り(ケーン、ケーン♪)と母衣打ち(羽ばたき)をセットで行い、アピールに余念がありません。
その間も♀は無関心そうに♂の近くで採食を続けています。
後半になると、各々が単独で(バラバラに別れて)採食行動するようになりました。
私の勝手な想像では、♂は先導して♀を安全な場所(営巣適地?)へ連れて行きたがっていたように感じました。
ところが♀は♂に比べて臆病かつ慎重で、開けた場所にあまり行きたがらない(農道を横断したくない)印象を受けました。
もてるキジ♂は複数の♀を囲ってハーレムを作ることもあるそうですが、この縄張りでは一夫一妻のようです。
先日はこの近くでキジ♂が♀に求愛ディスプレイを行う様子を動画で撮影しました。
この時期の♀は未だ巣作りや抱卵を始めないのでしょうか?
実は近くに巣があるのかな?
結構長い時間、番が行動を共にしたものの、求愛行動や交尾は行いませんでした。
監視している私の目を盗んで死角(リンゴの木陰)に隠れた一瞬で事が行われた可能性はあります。
それとも♂が死角で求愛したのに、♀に振られたのかもしれません。
キジ♂が日向に出ると羽毛の光沢のある模様が美しく、我々が見ても惚れ惚れしますね。
単独行動の♀はやがて畑を越え、住宅地へ向かう斜面の草むらを登りつつ採食しています。
♂も♀を追いかけて土手を登り始めましたが、どうやら草深い斜面で♀を見失ったようです。
映像後半に見られた♂の囀りと母衣打ちは、離れてしまった♀を引き止めたり呼び戻そうとする意図がありそうです。