2015年8月上旬
キアシナガバチ巣の定点観察@軒下#2
11日ぶりに様子を見に行くと、キアシナガバチ(Polistes rothneyi)のワーカー♀だけでなく、顔が白く触角の長い雄蜂♂(触角の先がカールしている)も巣上に居ました。
なかなか大きく育った巣ですが、寄生蛾の幼虫による食害は発生していないようで、至って健康なコロニーに見えます。
ワーカー♀が狩りから戻る度に在巣の蜂が殺到して、餌(おそらく肉団子)の分配を求めます。
巣盤の下の方でも成虫間(片方は♂)で口づけを交わし、栄養交換しています。
ワーカー♀が巣から次々に飛び立ち外役に出かけます。
その一方、「頭隠して尻隠さず」状態で育房に潜り込みじっとしている個体は一体何をしているのでしょうね?
つづく→#3:キアシナガバチ♀の肉団子作りと給餌
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| 顔の白い♂が2匹@時計盤の3時と8時 |
2015年10月下旬
山麓の神社でアオクチブトカメムシ(Dinorhynchus dybowskyi)を見つけました。
側角がなで肩なので、ツノアオカメムシではなくアオクチブトカメムシです。
リンゴを丸ごと食べ終えた後の芯を試しに与えてみました。
初めは嫌がったものの、やがて口吻を伸ばして吸汁を開始。
しかし太い口吻を深く突き刺しているようには見えず、先端で果肉の表面に触れ探っているだけかもしれません。
(側面からも口針が見えないのはどうしてかな?)
リンゴの皮が残っている部分からは吸汁出来ないようです。
家に帰ってから食性を調べてみると、本種は鱗翅目の幼虫を捕食するらしい。(『札幌の昆虫』p80より)
肉食性のアオクチブトカメムシが果実を吸汁するのがもし異例の出来事であれば、本当に摂取していることを実証するには胃内容物にリンゴ由来の果糖が検出されるかどうか調べるしかないでしょう。
(今回リンゴにカメムシが自発的に誘引されたのではなく、リンゴの上に乗せてから撮影しました。)
カメムシに指で軽く触れたら、ゆっくり逃避行動(移動)を始めました。
悪臭は放ちませんでした。
2015年7月下旬
キアシナガバチ巣の定点観察@軒下#1
東向きの軒下にキアシナガバチ(Polistes rothneyi)のコロニーを新たに見つけました。
結構大きく発達した巣ですが、残念ながら梯子がないと近づけない高さです。
在巣のワーカー♀はのんびり身繕いしたり、育房を点検したりしています。
巣盤中央の育房に上半身を深く突っ込んでいる蜂が居ますね。(栄養交換ではないようです)
帰巣した蜂に姉妹が殺到したので、もしかすると肉団子を分配したのかもしれません。
ズーム性能が弱いハンディカムでは、よく分かりません。
蜂の巣の近くに張られたクモの網が蜂の出入りを妨げているかどうか、興味があります。
つづく→#2:巣上で餌を分配するキアシナガバチ♀♂