2013/07/01

タニウツギの花で盗蜜するクマバチ♀の盗蜜行動



2013年5月下旬

タニウツギに訪花するキムネクマバチXylocopa appendiculata circumvolans)を観察しました。
よく見ると、蜂は花の中に頭を決して突っ込まずに、花筒の根元を外から食い破って蜜腺を舐めていました。
このような採餌行動は盗蜜と呼ばれ、花の授粉に寄与しません。
花粉に触れないため、この個体の後脚にある花粉籠は空っぽでした。




ところが後日、同じタニウツギに訪花するクマバチでも穿孔盗蜜しない個体がいました。



2013年6月上旬

麓のタニウツギの花が散った後でも、山中の花は未だ咲いていました。
このキムネクマバチ♀は花に頭を突っ込んで花蜜を吸っています。(正当訪花
花季の終わりで蜜量が少ないのか、訪花しても一瞬調べるだけで忙しなく次の花に移動しています。
また、後脚の花粉籠に白い花粉団子を付けています。
あまりにも忙しない訪花なので、同一個体を240 fpsのハイスピード動画でも撮ってみました(映像後半のスローモーション)。

クマバチの生まれつきの体の大きさや舌の長さの微妙な違いによって異なる吸蜜戦略をとるのかもしれません。
それとも、営巣状況に応じて臨機応変に今回の採餌は盗蜜に専念しようとか今回は花粉を集めようとか同一個体が切り替えているのでしょうか。

ちなみに、タニウツギに訪花するオオマルハナバチでも盗蜜行動をする個体としない個体が見られました。

関連記事→「オオマルハナバチ♀の盗蜜行動


川で死肉を漁るハシブトガラスのつがい(野鳥)



2013年5月下旬

橋を渡っていたら川の中でハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が食事中でした。
どうやら浅瀬に流れ着いた動物の死骸を啄んでいるようです。
死肉の内臓を好んで食べています。
死骸は正体不明ですけど、尻尾が見えるので野鳥ではなく小動物(哺乳類)っぽいです。

やがてもう一羽が飛来すると(@1:35)、仲良く並んで動物の死骸を食べ始めました。
つがいなのでしょうか。
先客のカラスが飛び去って(@2.55)からも後から来た個体が腐肉を食べ続けています。

長撮りに疲れて引きの絵にしたら、偶然そのタイミングでカラスがこちらに向かって飛び立ち、旋回すると近くの電線に止まりました。
最後までサービス精神旺盛のカラスでした。

『日本動物大百科4鳥類Ⅱ』p170によるとハシブトガラスは

死体や腐肉、他の動物の糞なども食べ、サバンナのハイエナのような掃除屋(スカベンジャー)としてのはたらきもしている。



食後の死肉

2013/06/30

マルバアオダモに訪花するクマバチ♀



2013年5月下旬

里山で木に咲いた見慣れない白い花にキムネクマバチXylocopa appendiculata circumvolans)が来ていました。
フサフサの白い花にちょっとぶら下がるだけで忙しなく次の花へ飛んで移動します。
花蜜が目当てというよりも、体の腹面に花粉を付着させるための
集粉行動なのかもしれません。
実際に体中が白い花粉で汚れています。
後脚の花粉籠で白い花粉を運んでいるので♀のようです。

図鑑で調べると樹種はマルバアオダモと判明。



後脚の花粉籠で白い花粉を運んでいるので♀
マルバアオダモの花と葉

マルバアオダモの花と葉

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