2013/03/15

ムモンホソアシナガバチ創設女王の営巣活動(肉団子給餌、扇風行動、栄養交換など)



2012年7月上旬

クマザサの葉裏に営巣したムモンホソアシナガバチの定点観察1

雑木林の細い林道のすぐ横に生えたクマザサの葉裏(地上35cm)にアシナガバチがひっそりと営巣していました。
創設女王の顔正面を接写してみると、頭楯が無紋であることからムモンホソアシナガバチ(Parapolybia indica)と判明。
この時期にあちこちで見つけた本種の初期巣の中で最も発達した巣でした。

女王が狩ってきた獲物を噛みほぐして白い団子を作っています。
奥の育房に移動して給餌を始めました。
続いて巣盤に止まったまま軽く羽ばたき、扇風行動を示しました。@2:44
気温は27℃とそれほど暑くなく、すぐに止めました。
育房を点検して回り、幼虫と栄養交換を行います。
給餌を終えた女王は身繕いに時間をかけます。
育房は巣材の白い繊維が毛羽立っている印象で粗い作り。
中に白い幼虫が見えます。
女王が外出せず細長い巣盤の下面でガードを続けているため、この日は育房数をじっくりカウントできませんでした。


つづく→「ムモンホソアシナガバチの巣で個体標識してみる」

警戒体勢

肉団子を給餌


2013/03/14

雪道を一列縦隊で遊動するニホンザルの群れ



2013年1月下旬

遊動する野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れを追って、つづら折れの林道を下りながら撮りました。
猿は雪深い林道の端を一列縦隊で足早に歩いて行きます。
深雪をラッセルするよりも誰かの踏み跡を付いて行くほうが猿も楽なようです。
(もちろん厳密に一列という訳ではなく、ときどき列を乱す個体もいます。)
ちらちらとこちらを見ては警戒を強め、最後は道を外れて横の杉林の斜面に続々と下りて行きました。


【追記】
今回はつづら折れの道で上から群れに近づいたので特に警戒させてしまったようです。
冬でも、斜面下方からの群れへの接近と、斜面情報からとでは、群れの反応はひどく違った。(『ニホンザルの生態:豪雪の白山に野生を問う』p201より)


干し柿を盗み食いするヒヨドリ【冬の野鳥:HD動画&ハイスピード動画】



2013年2月上旬

横殴りの吹雪が吹き荒れる日に、民家のベランダにヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)が繰り返し飛来していました。
何事だろうとよく見ると、物干し竿から干し柿がロープに吊るされています。
ヒヨドリはベランダの柵と干し柿を繰り返し往復して採食しています。
さすがのヒヨドリもロープには止まり難いので、ホバリングのように羽ばたきながら干し柿を一口毟りとっては止まり木に戻り飲み込んでいます。
実はすぐ近くの庭にカキノキがあるのですが、樹上の熟柿は既に野鳥が食べ尽くして無くなっていました。

盗み食いする様子を220 fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。
アクロバチックな食事風景をスローモーションでご堪能下さい。
ホバリングというよりも、足でロープに掴まりながら羽ばたいてバランスを保っているようです。

ヒヨドリの場合は、ハチドリや昆虫のスズメガ類のように長時間のホバリングはできない。長くてもせいぜい2〜3秒の間である。(『The Moment:自然の瞬間』p104より)



【追記】
『銀座のツバメ』p133によると、
ヒヨドリは羽ばたきながら空中に停止し、枝の先の細い所にある実も取ることができるが、ムクドリは枝伝いでしか実を食べられない。ヒヨドリに比べて不器用だ。


ランダムに記事を読む