2013年2月上旬
横殴りの吹雪が吹き荒れる日に、民家のベランダにヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)が繰り返し飛来していました。
何事だろうとよく見ると、物干し竿から干し柿がロープに吊るされています。
ヒヨドリはベランダの柵と干し柿を繰り返し往復して採食しています。
さすがのヒヨドリもロープには止まり難いので、ホバリングのように羽ばたきながら干し柿を一口毟りとっては止まり木に戻り飲み込んでいます。
実はすぐ近くの庭にカキノキがあるのですが、樹上の熟柿は既に野鳥が食べ尽くして無くなっていました。
盗み食いする様子を220 fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。
アクロバチックな食事風景をスローモーションでご堪能下さい。
ホバリングというよりも、足でロープに掴まりながら羽ばたいてバランスを保っているようです。
ヒヨドリの場合は、ハチドリや昆虫のスズメガ類のように長時間のホバリングはできない。長くてもせいぜい2〜3秒の間である。(『The Moment:自然の瞬間』p104より)
【追記】
『銀座のツバメ』p133によると、
ヒヨドリは羽ばたきながら空中に停止し、枝の先の細い所にある実も取ることができるが、ムクドリは枝伝いでしか実を食べられない。ヒヨドリに比べて不器用だ。
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