2012年7月上旬
クマザサの葉裏に営巣したムモンホソアシナガバチの定点観察1
雑木林の細い林道のすぐ横に生えたクマザサの葉裏(地上35cm)にアシナガバチがひっそりと営巣していました。
創設女王の顔正面を接写してみると、頭楯が無紋であることからムモンホソアシナガバチ(Parapolybia indica)と判明。
この時期にあちこちで見つけた本種の初期巣の中で最も発達した巣でした。
女王が狩ってきた獲物を噛みほぐして白い団子を作っています。
奥の育房に移動して給餌を始めました。
続いて巣盤に止まったまま軽く羽ばたき、扇風行動を示しました。@2:44
気温は27℃とそれほど暑くなく、すぐに止めました。
育房を点検して回り、幼虫と栄養交換を行います。
給餌を終えた女王は身繕いに時間をかけます。
育房は巣材の白い繊維が毛羽立っている印象で粗い作り。
中に白い幼虫が見えます。
女王が外出せず細長い巣盤の下面でガードを続けているため、この日は育房数をじっくりカウントできませんでした。
つづく→「ムモンホソアシナガバチの巣で個体標識してみる」
警戒体勢 |
肉団子を給餌 |
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