2012年6月中旬
クリ幼木の葉上で翅を広げ踊るようにウロウロしているハエがいます。
3年前に教えてもらったキイロケブカミバエ♀(Xyphosia punctigera)でしょうか。
翅に注目すると何やら思わせぶりなディスプレー行動に見えますけど、口元をよく見ると葉の表面を舐めながら歩き回っているようです。※
関連記事→「キイロケブカミバエ♀の踊り」
※【追記】
『日本動物大百科9昆虫II』p137によると、
ミバエの成虫の食物として重要なものの1つは甘露である。(中略)この甘露が付着していなくても、ミバエが植物の表面をなめているのは天然酵母を食べているのである。
2013年1月上旬
雪山で同じ日に遭遇した2頭目のニホンカモシカ(Capricornis crispus)。
もし先程逃げて行ったのカモシカと同一個体だとしたら、おそるべき速さで深雪の山を越えショートカットしてきたことになります。
足跡を辿って戻ったら同一個体か突き止められたはずだと、後で気づきました。
同じ山系に2頭の縄張り(行動圏)があるのだろうか。
カモシカを個体識別できるようになればなーといつも思います。
逃げるカモシカはこちらを振り向くことなく、胸突き八丁の急坂を必死に登っています。
新雪の全力坂は、もがくように泳ぐようにラッセル(=深雪をかき分けて進むこと)しています。
斜面で小休止の後、向きを変えました。
斜行を繰り返すことで少しでも楽に急斜面を登ろうとする作戦なのでしょうか。
もし万一、カモシカがこの疎林帯で雪崩を誘発したら谷にいる私は危険かも…、と一瞬心配になりました。
ときどき立ち止まってこちらを振り返ります。
最後は潅木に隠れて見えなくなりました。
我々はスノーシュー(西洋かんじき)という文明の利器を履いているおかげで、雪にあまり潜らず体力の消耗を抑えることができます。
それでもラッセルするとカロリー消費が激しく息も切れるしヘトヘトに疲れます。
ろくな食べ物も得られない雪山で冬眠もせずに単独活動を続ける野生動物の力強さを思い知りました。
2012年11月下旬
山腹でシジュウカラ(Parus minor minor)の群れが樹上採食していました。
葉の落ちた枝から枝へ忙しなく飛び回る様子を220 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
下腹部に黒いギャランドゥが目立つので♂と判明。
ごく短距離を飛んで移動する際は、翼を大きく開かずに飛びます。
複数個体を撮影。