2012/09/26

走り去るホンドギツネ



2012年7月中旬

山際の集落で出会ったホンドギツネVulpes vulpes japonica)。
民家の裏をぐるっと回って逃げて行きました。
撮れたのはほんの一瞬の邂逅なので、1/3倍速のスローモーションでリプレイしてみます。


るーるるるる♪とか声を掛ける暇もありませんでした。

↓手ブレ補正版(リプレイ無し)






2012/09/25

山椒の葉を貪り食うクロアゲハ♀4齢幼虫のマクロ動画



クロアゲハの飼育記録:その3

2012年7月中旬・室温28℃

幼虫は食欲旺盛で、サンショウの葉はみるみる丸坊主になってしまいます。
あちこちで食べ散らかしたりせずに、きわめてシステマチックに無駄無くもりもりと食べ尽くすので、見ていて惚れ惚れします。
食事の際は必ず枝の外向きに顔を向けて陣取り、退路を確保しながら蚕食します。
つまり、自分の乗っている小枝を齧ったせいで落下するようなヘマはしません。
新鮮な食草をせっせと採集してきては与え、ときどき葉に霧吹きしてやります。

幼虫が自分で新しい枝に移ったのを確認してから古い枝を取り除きます。

つづく→「脱皮直後のクロアゲハ5齢幼虫が抜け殻を食べる






2012/09/24

クロギンスジトガリホソガ:回転舞踊する蛾の謎



2012年7月中旬

雑木林の下草として生えていたヒヨドリバナ?の群落で一頭のミクロ蛾が萎れかけた葉の上でなぜかクルクル踊り続けていました。
いつもお世話になっている虫我像掲示板にて写真鑑定してもらったところ、蛾LOVEさんよりクロギンスジトガリホソガRessia quercidentella)と教えてもらいました。

私はフサヒゲトガリホソガと迷ったのですが、「フサヒゲとするなら前縁の白い斑紋が一つ多いです。(一番後ろの白い斑紋)」とのこと。
本種の♀はカシワ、コナラなどブナ科コナラ属の葉に産卵するらしく、踊りの舞台は幼虫の食草とは無関係でした。

葉上を歩きながら頭を中心にひたすらぐるぐる回ります。
旋回の向きは右回り、左回りを両方行います
蛾に三半規管はないので、目が回ることはありません。
葉縁から脚を踏み外して滑落したりしません。
尻を左右に振りジグザグに歩くことも(千鳥足)。
翅の銀紋が非常に目立ちます。
配偶者へのアピール(誇示行動)だと思いますが、ミクロ蛾は解剖しないと性別が分からないのでしょう。

似たように回ったり踊ったりする小蛾が何種類か知られています。
(私がこれまで観察した例:カザリバヒメハマキ
既知の全種類をリストアップしたいのですけど、調べた文献はないのかな?

蛾の踊り方は種類によってバリエーションがあるのだろうか?
原始的な系統の蛾は原始的なダンスを踊るのかな?
つまり、系統進化と共に次第に複雑な振り付けのダンスを踊るようになったのだろうか?
とりあえず私に出来ることは、蛾の踊りを一つずつ記録することだけです。




「蛾のダンスの進化」とかいう大風呂敷はともかく、素人ができる実験として幾つかアイデアを思いつきました。
  • この行動は飼育下で再現できるのだろうか?
  • 踊る様子の軌跡を描いたら一筆書きで何か暗号が浮かび上がったりして…。
  • 死んだ蛾の標本をクルクル回す装置を工作し、野外の葉上で動かすと同種の蛾が誘引されるだろうか? 
  • 蛾Xの標本で蛾Yの踊りをやらせたら、誘引されるのはどちらの蛾だろうか?
  • 野外にiPadなどを持参し、踊りの動画を再生すると異性が誘引されるだろうか? (もし可視光以外に紫外線の情報が重要ならば、標本を使う方が有利な気がします。)
  • 踊っている個体に鏡を見せるとどのような反応を示すのか?(鏡像反応) 鏡張りの部屋に閉じ込めて踊らせれば、万華鏡のような映像が撮れそうです。



カザリバガ科の複眼は赤い。

動画撮影後に採集した標本。死後は複眼の赤い色が褪せてしまう。




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