2011/02/27

ヒメベッコウによるクモ貯食後の育房閉鎖



2008年9月下旬

待てど暮らせどヒメクモバチ(旧名ヒメベッコウ)の仲間(種名不詳)♀Scが獲物を持ち帰らないので監視に飽きてきました。
しかし目を離した隙に、いつの間にかクモを狩って泥巣の育房に搬入したようです。
こちらに向けた顔の眼列からハエトリグモの仲間らしい。
どのタイミングでクモの体に産卵したのかも見逃してしまいました。
♀Scが留守の間に細い草の茎を使ってほじくり出そうとしたものの、巣房の入り口が狭くて失敗。
拉致されたクモは突付いても身動き一つしないので、確かに蜂の毒針で麻痺させられているようです。
やがて蜂が帰巣したので慌てて脇へどいて観察を続けました。
(映像はここから開始。) 
獲物を悪戯されたことに気付いたのか、♀蜂は育房を点検すると開口部を塞ぎ始めました。
初めは育房の周りの土を削り取って再利用。
次に外で巣材を集めてきては少しずつ閉鎖していきます。
通常の巣作り工程と同様に、口に咥えた巣材を唾液(吐き戻した水?)で湿らせて泥巣に置くと、腹部を前屈して腹端をこて代わりに使って泥を塗り付けます。 


後日、この泥巣を発掘したところ、貯食された獲物はマミジロハエトリ(Evarcha albaria)成体♀と判明しました。

つづく→シリーズ#12

水たまりで逃げ回るヤゴ



2008年9月下旬

林道の水たまりにヤゴ(トンボの幼虫)が数匹潜んでいました。
近寄ると水流ジェットを噴射して逃げ回ります。
水底でじっとしている方がむしろ保護色で見つけ難いです。
ここでよく見かけるオニヤンマかなと予想しました(根拠なし)。
網ですくって捕獲すればきっと何トンボの幼虫か分かるのでしょう。
いつかヤゴの捕食行動や羽化シーンを観察してみたいものです。

留守宅が心配で仕方がないヒメベッコウ♀



2008年9月下旬

コンクリート壁の南面に営巣しているヒメクモバチ(旧名ヒメベッコウ)の仲間(種名不詳)♀。
泥巣Scに作った育房(見える範囲では空っぽ)の様子が心配で仕方がない様子。
外出してもすぐに帰巣しては念入りに点検します。
寄生蜂や寄生蝿に産卵されることを警戒しているのだろうか。
この壁面は溝ごとに泥巣が並んだ営巣地なので、同種別個体♀(隣人)による巣材盗みや乗っ取り行為を恐れているのかもしれません※。
※ 壁から離れた位置から望遠で撮っているので、観察者の存在を警戒している可能性は低いはず。
もう少し進化した蜂になると知恵が付いて、外出の度に育房を仮閉鎖するようになるのかもしれない。 


次の作業としては獲物のクモを狩って運搬、貯食するはずですけど、なかなかこちらの期待通りには事が進みません。
まだ午前中なので日光浴や準備運動が主なのだろうか。
近場での狩りは不調のようです。
夏が過ぎてクモの個体数も減っているのかも。

つづく→シリーズ#11 

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