2011/01/03

シロトラカミキリ




2010年5月下旬

木の葉の上に小さなカミキリムシを発見。
身繕いした後、隣の葉に飛び立ちました。
帰って調べてみると、どうやらシロトラカミキリParaclytus excultus)らしい。

ヒメオドリコソウを訪花するクロマルハナバチ女王



2010年5月下旬

ヒメオドリコソウの群落で蜜を吸っているクロマルハナバチBombus ignitus)がいました。
時期的に未だ女王蜂でしょうか。
頭部がオレンジ色に染まっているのが気になります。
ダニに寄生されているのかと初めは思いました。
ところが後日ヒメオドリコソウの唇形花を調べてみると、雄しべの先にある花粉は赤橙色でした。
指先で花を幾つも触ると確かに花粉で赤く染まりました。
謎が解けて一件落着。


【追記】
ヒメオドリコソウはつぼみの時期にすでに同花受粉をする。(p66より引用)
空き地などに猛烈な勢いで繁殖する帰化植物はこのように同花受粉で増えるものが結構多い。(p64より引用)
つまり、ヒメオドリコソウは同花受粉もする虫媒花なのでしょう。



 


スジアカハシリグモ♂亜成体の食事



2010年5月下旬

綺麗なシャガの花で食事中のスジアカハシリグモDolomedes saganus)がいました。
毒牙にかかった獲物(スジグロシロチョウまたはエゾスジグロシロチョウ)には気の毒ですけど、絵になるなー。
腹面から覗き込むと外雌器は認められず触肢の先が少し膨らんでいるので♂亜成体と判明。
食欲が満たされたせいか随分おっとりしたクモで、採寸代わりに差し伸べた人差し指で軽く触れても余り逃げません。
さすがにしつこくすると獲物を離してしまいました。
しかし落ちた獲物を写真に記録した後でシャガの花の上に戻してやると、鷹揚に食事を再開しました(映像なし)。
徘徊性クモは死骸には口をつけないとばかり思っていたので少しびっくり。
 


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