2010/12/24

ホソヘリカメムシ




2010年10月下旬

ほっそりした体型の見慣れないカメムシがガードレール上を徘徊していました。

太い後脚を接写してみます。
帰ってから調べてみるとホソヘリカメムシRiptortus pedestris)のようです。
飛ぶ様子が蜂に似ているらしいので、是非次回はそれを撮影してみたいものです。

オニノゲシの葉を食すホソバセダカモクメ(蛾)幼虫



2010年7月上旬

農道に生えたオニノゲシホソバセダカモクメCucullia fraterna幼虫が居ました。
黄色と黒の派手な模様です。
頭楯に逆Vサイン(黒地に白V)が描かれています。
茎上部の若葉を採食中でした。
幼虫はチクチクする葉の鋸歯の刺が痛くないのだろうか。
食害した傷口から滲み出る白い乳液※も舐めているようです。
試しに私も茎の断面に滲み出た乳液を指ですくい取ってみると、香ばしい油分の粘り気があり美味しそうでした。
芋虫はここにしばらく陣取っているようで、下の葉には二粒の糞が残されていました。



【追記】※乳液について
保谷彰彦『わたしのタンポポ研究』p40~41によると、
タンポポのほかにも、乳液をもつ植物があり、その数は数万種にもおよびます。主な植物に、サツマイモ、イチジク、クワ、ゴムノキ、トウダイグサなどが挙げられます。乳液成分は種ごとに異なり、有害成分が含まれていることもあります。乳液はアルカロイドにより食害を防ぐことや、ゴムや樹脂の成分で傷口を防ぐこと、あるいは栄養分となることなどに役立っているとされます。また、不要な成分を乳液中にためているだけかもしれないという説もあります。おそらく乳液は、植物ごとに異なる働きを持つのでしょう。
おそらくホソバセダカモクメの幼虫はこの乳液の有毒成分を解毒できるので、食べても平気なのでしょう。


【追記2】
『ふしぎな花時計:身近な花で時間を知ろう』によると、
(ハルノノゲシの)葉や茎のどこを傷つけても白い乳液が出てきますが、このような植物は浸透圧が高く、耐寒性に富んでいます。(p34より引用)


フキバッタの脱皮




2010年7月上旬

道端に生い茂ったススキに葉裏で脱皮しているフキバッタの一種を発見。
終盤のようで、脚が固まるのを待っています。
成虫への羽化なのかもしれませんが、成虫も翅の短い種類なのでよく分かりません。
腹端を抜け出る肝心の瞬間を撮り損ねてしまいました。
痛恨のミス...。
本来は三脚を立てて脱皮の過程を望遠で監視すべきでしたが(早回し映像作成)、この日はあまりにも暑くて頭がぼーっとしてしまい、雑な撮影になってしまいました。
マクロレンズ装着で不用意に近づき、撮影に邪魔な手前の葉を折っていたら警戒したフキバッタがスルリと脱いで逃げられてしまいました。
「♪緑の中を走り抜けてくバッタがおるでぇ~」と古い替え歌を口ずさみながら、記念に脱皮殻を採集して持ち帰りました。


【追記】
改めて映像を見直すと、翅のようなものが見えるので、成虫への羽化かもしれません。
『カラー自然シリーズ44:バッタのくらし』によると、
成虫になる最後の脱皮を羽化といいます。(中略)フキバッタの成虫には、他のバッタのような長い羽は見られません。小さな褐色の羽が、成虫のしるしです。






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