2010/12/19

網に横糸を張るオオシロカネグモ♀:4倍速映像




2010年7月下旬

山中の渓流をジャブジャブと遡行していたら、作りかけのクモの網を発見。
縦糸および足場糸は既に張られた状態です。
作り主のオオシロカネグモ♀(Leucauge magnifica)は警戒して網の外の隠れ家に避難していましたが、辛抱強く待つと網に戻り作業を再開してくれました。
一脚を立てて撮り続けた11分強の動画を4倍速再生にてお届けします。
粘着性のある横糸を螺旋状に張っていく回転運動の半径が少しずつ小さくなります。
作業中に何度か回転方向を変えました。
しかし完成間近で無念のメモリーカード容量切れ。
肝心の、甑(こしき)部分の仕上げを撮り損ねました。
アシナガグモ科の網の特徴として、縦糸が放射状に集まる網中央の甑は円形に食い破られるのです。


落ち着いて辺りを見回すと、同種と思われるクモが数匹近くで造網中でした。
作業の進捗状況はまちまちで、この個体がいち早く店開きしていたようです。
パート2に続く)


2010/12/18

オオマルハナバチ♀のアザミ吸蜜




2010年10月上旬

オオマルハナバチBombus hypocrita)のワーカー♀がアザミの仲間(種名不詳)に訪花していました。
後脚の花粉籠にごく少量の白い花粉が付着しています。
振動集粉などは行わず、蜜を舐めるだけで飛び去りました。


本種の口吻は短いため、よく盗蜜するらしい。
(『日本の真社会性ハチ』 信濃毎日新聞社 p238より)




実は里山でこの蜂を撮るのに夢中になっていたら、何か大型獣とニアミスしました。
相手は藪の中で姿は見えなかったのですが、空咳をしたら逃げてくれました。
ニホンカモシカだったら良いのですけど、ツキノワグマかと思うと肝を冷やしました。
護身用に携帯している唐辛子スプレーをなかなか咄嗟には取り出せないものですね。

ミヤマカワトンボ♂の逆立ち姿勢



2010年7月下旬

ミヤマカワトンボCalopteryx corneliaを初めて撮れました。
渓流の石に止まり、尾端を少し上に弯曲させた妙な姿勢。
そのまま倒立姿勢になることもありました。
ときどき翅を開閉します。
縄張り占有行動や求愛ディスプレーの一環なのだろうか。



【追記】
『ミヤマカワトンボのふしぎ』p24によると、
しっぽを高くあげ、先の方をそりかえさせるこのポーズは、♂のディスプレイとよばれます。(中略)目立つしっぽのはねあげた白いかがやきと羽のヒラヒラとは、♀ばかりでなく、♂にたいしてもサインになっているのでしょう。
『トンボの不思議』p52-54によると
ミヤマカワトンボとアオハダトンボの♂は縄張り内に♀がやって来ると、♀に近づき、「しっぽの先端の白い部分を誇示するように反らせて水面に一瞬浮かぶ」という求愛の動作を示す。水面に浮かぶのは一瞬で、すぐに飛び上がって♀を追いかける。求愛の受け入れを示す♀の合図は、羽を閉じて静止することである。

『トンボ入門』p64によると
時々、ミヤマカワトンボ(カワトンボ科)でも逆立ちするような格好をすることがある。この場合は近くに同種の♂や♀がやって来たときに示すことから、♀の交尾拒否、あるいは♂の威嚇や求愛のポーズと見られている。

『トンボのすべて(第2改訂版)』によれば、

(ミヤマカワトンボも)「静止型のなわばり」です。成熟♂は腹端部の下側が真っ白で、ここを誇示して♀の関心を得ようとしています。 (p92より引用)

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