2024年7月下旬・午後19:15頃
山林の倒木に設置した給餌箱を見張っている無人センサーカメラに、ある晩真っ黒な獣がチラッと写りました。
体のほんの一部が写っただけですが、ツキノワグマ(Ursus thibetanus)ですね。
手前に向かってのっそり歩いて行ったようです。
この時期はウメの種子を給餌しておいたのですが、野ネズミがすべて持ち去った後で、餌箱は空っぽでした。
関連記事(同所同時期の撮影)▶ ウメの種子をせっせと運んで貯食する野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】
クマが空の餌箱に興味を示さずに立ち去ったのも当然です。
おそらく何も匂いがしなかったので、餌箱に気づかなかったのでしょう。
下手したら、ツキノワグマに(意図せずして)餌付けして良くない問題をもたらすところでした。
見応えのないしょうもない動画ですけど、この地点にツキノワグマが来たという証拠映像は私にとって非常に大事な情報です。
トレイルカメラの保守管理のために現場入りするときも、よりいっそう緊張感を持って警戒するようになりました。
画面の背後はスギ植林地になっていて、その林床にスギの朽ちた倒木が転がっていました。
その朽ちたスギ倒木を壊して虫を探した痕跡がありました。
おそらくツキノワグマの仕業なのでしょう。
※ クマの気配が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
つづく→
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