2025/10/14

鳴きながら飛び去るサシバ(野鳥)

 

2024年7月中旬・午後14:15頃・くもり 

里山を下山中にキンミー♪という甲高い鳴き声が聞こえました。 
この特徴的な鳴き方をするのは、猛禽類のサシバButastur indicus)です。 
山麓の入山口まで降りてきて辺りが開けると、山林の上空を飛び去るサシバの姿を見ることができました。 

羽ばたきと滑翔を交互に繰り返しながらどんどん遠ざかり、キンミー♪という鳴き声も小さくなりました。 
今までの経験上、空を背景にした被写体にズームインすると、カメラのAFが被写体を見失いそうなので、引きの絵で撮りました。 

鳴き声で状況を判断すると、どうやらそれまでサシバはカラスにモビング(擬攻撃)を受けていたようです。 
すでにモビングの決着が着いたようで、逃げるサシバを追いかけるカラスの姿はなく、カラスの鳴き声が聞こえるだけでした。 
嗄れ声で鳴いたのでてっきりハシボソガラスCorvus corone)だろうと思ったのですが、警戒や威嚇の状況ではハシブトガラスCorvus macrorhynchos)も嗄れ声で鳴くことがあるそうです。 
平地ではなく山林の麓という現場の状況からすると、ハシブトガラスの可能性が高そうです。 

Perplexity AIに相談した回答がこちら。 

ハシブトガラスは普段「カーカー」と澄んだ声で鳴くとされますが、警戒時や威嚇時には嗄れた、濁った声に近い音を出すこともあるようです。具体的には、ハシブトガラスは通常の澄んだ声の他に、濁った声や少し嗄れた声で鳴くことがあり、とくに威嚇やモビングの際にはそのような声の変化が見られることがあります。一方、ハシボソガラスは基本的に濁ったしわがれ声で鳴くのが特徴です。

したがって、ハシブトガラスが天敵の猛禽類に対してモビングするような警戒時に、嗄れ声に近い鳴き声を出すことはあり得ます。この嗄れ声はハシボソガラスの声とは異なる性質で、濁った「あー?」のような濁音を含むが、声質はハシボソとは違う傾向です。

まとめると、

  • ハシブトガラスは普段澄んだ声で鳴く。

  • 警戒時や威嚇時には濁ったり嗄れたような声を出すことがある。

  • これはハシボソガラスの濁ったしわがれ声とは異なる。

  • モビング時などの警戒声でも嗄れ声に近い発声が見られる可能性がある。

以上のことから、ハシブトガラスが天敵へのモビング時に嗄れ声で鳴くことはありますが、普段より濁った声になる程度であり、基本的な声質はハシボソガラスと違うと理解されます.detail.chiebukuro.yahoo+4


モビングや警戒の状況下でも、ハシブトガラスとハシボソガラスの鳴き声の違いは聞き分けることが可能です。ただし、ハシブトガラスは通常澄んだ声で鳴きますが、警戒時や威嚇時に濁ったり嗄れた声を出すこともあり、その際はハシボソガラスと声が似ることがあります。そのため聞き慣れていないと鳴き声だけでは判別が難しい場合もあります。

聴き分けるコツとしては、ハシブトガラスの声は声量が大きく、音程変化やビブラート、濁音も出せる多彩さがあります。一方ハシボソガラスは基本的に濁ったしわがれ声で、鳴き方の特徴も異なります。羽の動きや鳴く時の姿勢(ハシボソは頭を上下に動かす、ハシブトは尾を内側に動かすなど)をセットで観察すると確実です。

したがって、モビングのような緊張状態でも、鳴き声をよく聴き分ければハシブトガラスかハシボソガラスかを判別できますが、単に声だけで判別するのはやや難しく、鳴き声の変化も含めて個体差や状況での声の変化を理解しておく必要があります.carasblog+2


私はまだ鳴き声だけからカラスの種類を判別できないのですが、今回サシバを追い払ったカラスはハシブトガラスですかね?

この里山でサシバの営巣木を長年探しているのですけど、なかなか見つけることができません。


【追記】
サシバの鳴き声にはバリエーションが乏しくて意図や感情を読み取れないと私は思っていたのですが、Perplexityの見解は違いました。

サシバ(Butastur indicus)の鳴き声には明確なバリエーションがあり、発声の内容や調子が状況や感情に応じて変化することが研究や観察から知られています。news.yahoo+2youtube

鳴き声の基本と代表的な型

サシバの代表的な鳴き声は、「ピックイー」または「キンミー」と聞き取られる透き通った声で、繁殖期(春から夏)には特に活発に発せられます。この声は縄張り宣言や配偶者への呼びかけに用いられると考えられています。global+1

バリエーションの内容

観察記録では、以下のような鳴き声の変化が確認されています。youtubetcp-ip+2

  • 通常の鳴き声:「ピックイー」と長めで澄んだ声。主に飛翔中や見晴らしのよい高所で発する。

  • 興奮声・警戒声:「ピックピックピッ」など短く連続する声。敵の接近や驚きへの反応とされる。

  • 親密(求愛)行動時の声:短音で控えめな鳴き声を伴い、相手にすり寄る行動と結びつくケースが奄美大島で確認された。nikkei+1

  • 地域差・個体差:聞きなしの印象には地域や個人差もあり、「ピックイー」より「キンミー」に聞こえると報告する例もある。tcp-ip

鳴き声の機能的意義

近年の研究では、サシバの鳴き声が単なる縄張り防衛だけでなく、他個体との社会的なコミュニケーション(たとえば親愛行動や協調行動)にも用いられている可能性が示唆されています。youtubenikkei

このように、サシバは状況に応じて複数の声質を使い分ける「音声レパートリー」を持つ猛禽類であり、鳴き声の調査は彼らの社会行動理解に重要な手がかりとなっています。

今回は状況からカラスに対する警戒声(alarm call)や遭難声(distress call)だと私は思ったのですけど、そうではなく、さえずりのような縄張り宣言だったようです。
「ピックイー」または「キンミー」と聞き取られる透き通った声で鳴くのは主に♂ですが、♀もそのように鳴くことがあるそうです。

7月中旬に山形県の山林上空で観察されたサシバは、まさに繁殖期の最終段階に相当します。サシバの日本での繁殖期は地域によって若干異なりますが、山形を含む東北地方では5月中旬から7月中旬が繁殖期とされ、6月下旬から7月上旬に雛が巣立つケースが多いことが報告されています。[1][2][3][4]

この時期、親鳥は巣立った幼鳥に給餌をしたり、雛の独立に向けて世話を続けているため、山林上空で観察される個体は営巣から巣外育雛期(巣立ち直後の幼鳥を含む)に該当します。つまり、7月中旬でもまだ繁殖活動の一環として観察されるのが一般的です。[3][5][4][1]

したがって、山形県の山林上空で7月中旬に見られたサシバは、繁殖期に該当する行動をとっている可能性が高いです。[2][5][4][1][3]

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