2024年7月上旬・午前11:40頃・晴れ
山中にあるモリアオガエルの繁殖池に来ると、池の中にゆっくり動く黒っぽい生き物を見つけました。
水面にはアメンボやマツモムシがいます。
泥水の底に沈んでいるイモリはそれを見上げて捕食するかと思いきや、方向転換すると手前にノソノソと歩き出しました。
次は尻尾を左右にくねらせて、少し泳ぎました。
再び水中で静止したイモリの上の水面を高速で泳ぎ去ったのは、ミズスマシのようです。
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水中を移動するイモリのある個体を長撮りしていると、同じ池の少し離れた水中に別個体のアカハライモリを2匹見つけました。
その2匹は池の底を少しだけ左に並走したものの、すぐに別れました。
どの個体を撮るべきか、目移りしてしまいます。
水中にはカエルの幼生(オタマジャクシ:種名不詳)も育っていました。
しかし、イモリとオタマジャクシは 互いに没交渉です。
アカハライモリがオタマジャクシを狩って捕食するシーンは観察できませんでした。
次はゆっくり右へ向かう個体を撮ってみましょう。
すぐに向きを変えて奥へ向かって歩き始めました。
尾を左右にくねらせて右へ泳いでいきます。
アカハライモリは、歩くよりも尾を左右にくねらせて泳ぐ方がずっと速いです。
イモリは池の奥へとどんどん遠ざかってしまいます。
アカハライモリを長々と撮り続けたのは、息継ぎのシーンを録画したかったからです。
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しかし、他にも気になる被写体(トンボ)が池に現れたりして、忍耐が足りませんでした。
【考察】
池の中のアカハライモリは、水中を泳ぐと言うよりも、主に水底を歩いていました。
肺呼吸すると浮力が大きいはずなのに、水に浮かないように何か工夫しているのでしょうか?
Perplexity AIは以下のように回答してくれました。
アカハライモリが水中で肺呼吸をする際に浮力があるにもかかわらず、水底を歩く理由や浮かばずにいる工夫についての直接的な研究データは見当たりませんでした。
しかし、いくつかの関連する観察や知見から推察できます。アカハライモリは主に水底を歩くことが多く、水中での移動はしっぽを左右に振ることで泳ぐこともできますが、歩いたりしがみついたりする行動も得意です。水中では足を使い体を支えてゆっくり動く性質があり、浮力による不自然な浮き上がりはそうそう起きにくいと考えられます。体の構造や動きから、浮力でそのまま水面に浮かばないよう、重心や筋肉の使い方でバランスを取っている可能性が大きいです。これは魚類のような浮袋がない両生類に共通する特徴です。飼育環境の解説では、水草や底砂などを使って休憩できる足場を設けるのが推奨されており、自然の池でも水草や底質を利用し安定していると考えられます。まとめると、アカハライモリは肺呼吸のために水面に出る必要はありますが、浮力を抑えて水底を歩くために特別な器官があるわけではなく、体の重さや筋肉の動かし方で自然にバランスを取り、水底での生活を維持していると考えられます。補足として、彼らの泳ぎ方は体を左右に振る独特なものであり、手足は短いため泳ぎが得意ではなく、底を歩く方が水中移動として自然なスタイルです。アカハライモリには魚のような浮き袋はありません。浮き袋は主に魚類が持つ器官で、体内にガスを調整して浮力をコントロールし、水中での位置を調整する役割がありますが、両生類であるアカハライモリにはこのような浮き袋は存在しません。アカハライモリは肺呼吸をしながら、同時に皮膚呼吸も行うことができ、水中では体重や筋肉運動で浮力の調整やバランスを取り、水底を歩く生活様式をとっています。浮き袋の代わりに、体の構造や筋肉の使い方、環境中の足場(水草や底砂)を利用することで浮かばずに水底で動き回っています。つまり、浮力調整は魚のような器官によるものではなく、物理的な体の重さや動かし方によって自然に調整されていると考えられます。
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