2023年10月中旬・午後15:30・晴れ
ヒャクニチソウ(百日草)の色とりどりの品種が咲き乱れる花壇に私が戻ってくると、オオタバコガ(Helicoverpa armigera armigera)がまた訪花していました。
本種は訪花中も翅を小刻みに震わせ続けて飛び立つための準備運動(アイドリング)をしています。
その翅をよく見ると、この個体は右の翅頂が欠けていて、30分前に観察したオオタバコガ♀とは別個体であることが分かりました。
吸蜜後にクルクルと丸めて縮めた口吻が、オレンジ色の花粉にまみれていました。
次の花に移動する前に身繕いして、顔や触角に付いた花粉を落としています。
舌状花の花弁が散った後の筒状花でもオオタバコガは貪欲に吸蜜していました。
オオタバコガが訪花中に240-fpsのハイスピード動画に切り替えたら(@1:14〜)、面白いシーンがたまたま撮れていました。
吸蜜しながら腹端から透明な液体を1滴排泄したのです。(@1:25〜)
本種の排尿シーン(おしっこ)は初見です。
花蜜を大量に吸い、余分な水分を排泄して飛ぶために体重を軽量化したのでしょう。
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