2024年1月下旬〜2月上旬
シーン0:1/30・午後12:54・晴れ(@0:00〜)
シーン0:1/30・午後13:38・晴れ(@0:04〜)
明るい時間帯にたまたま撮れた現場の様子です。
根雪の積もった里山で、スギ植林地に残されたニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr1を自動撮影カメラで見張っています。
今季は異常な暖冬で降雪量が少ないのですが、林床の溜め糞は雪で覆われ、雪面にはスギの落葉落枝が散乱しています。
画面の手前から奥に向かって斜面を見上げるアングルになっています。
1〜2頭で行動するホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の登場シーンを以下にまとめました。
シーン1:1/31・午前1:03(@0:14〜)
深夜にタヌキの先頭個体が、スギ立木の木の下を通って左から右へ斜面を横切りました。
雪面は固く凍結していて、タヌキが歩いても足跡が残りません。
雪面の匂いを嗅ぎながら右の渓谷へ向かいました。
50秒後に、後続個体♂が左から足早に登場しました。
雪面から突き出た細い落葉灌木(樹種不明)の小枝をくぐる際に、排尿マーキングしました。
そこは、以前にもタヌキが通りすがりに排尿マーキングした地点でした。
左後脚を上げて小便したことから、♂と判明。
そうなると、先行個体はパートナーの♀なのでしょう。
♂も先行個体♀の後を追って右上の谷へ向かいます。
ホンドタヌキ♂による排尿マーキングを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:49〜)
シーン2:2/3・午後21:57・(@1:11〜)
単独行動のタヌキが晩に画面上を対角線状に(左下から右上へ)横切ったのに、監視カメラの起動が遅れました。
クラストした雪面にうっすらと新雪が積もり、その上にタヌキの足跡が残されています。
シーン3:2/3・午後22:38・(@1:18〜)
45分後、斜面の雪面に新たな足跡が付いていました。
またもや監視カメラの起動が遅れ、画面の右端にタヌキ?の尻尾がちらっと写っていただけでした。
タヌキはいつものように、右の谷へ向かいました。
一瞬の登場シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:21〜)
シーン4:2/4・午後13:43・晴れ(@1:26〜)
シーン5:2/9・午後18:27・(@1:33〜)
6日後の晩に、単独行動のタヌキが珍しく左に向かう姿が写っていました。
雪面に残った足跡を読み解くと、下から現れ、スギ立木に向かってから左へ逸れて行ったようです。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
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