2024年1月上旬〜中旬
シーン0:1/7・午後13:39・くもり(@0:00〜)
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。
平地のスギ防風林で、画面の手前から奥に向かって根こそぎ倒れたスギ風倒木の根元に掘られた「根曲がり巣穴」を自動センサーカメラで監視しています。
この巣穴aにはニホンイタチ(Mustela itatsi)が越冬しているらしいことが分かりました。
実はすぐ近く(右背後)にもう一つ同様の巣穴bがあり、そこにもイタチが出入りしていたのですが、撮影機材が足りないので2つの巣穴a,bを同時に監視できません。
巣口aの手前の地面にはツルウメモドキの赤い実が見えます。
ホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の登場シーンをまとめました。
シーン1:1/9・午後21:18(@0:04〜)
2日後には、新雪がまた少し積もっていました。
晩に監視カメラが起動したときには、巣口aにタヌキが来ていました。
手前から来たと思うのですけど、まさか、この根曲がり巣穴aから外に出てきた直後なのでしょうか?
この個体は歩行が異常で、右後足を雪面に着かないように上げたまま、痛々しく跛行していました。
交通事故や凍傷、霜焼けでないと良いのですが、おそらく獣道でノイバラの棘をうっかり踏んでしまったのではないかと予想しています。
棘に刺されただけで化膿しなければ、いずれ自然治癒するはずです。
ヒョコヒョコと跛行しながら、右上奥の獣道へと立ち去りました。
痛々しい足取りを、1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:19〜)
シーン2:1/10・午前4:24(@0:54〜)
日付が変わった未明にも、奥の獣道をタヌキが単独で右往左往していました。
この個体の歩行は正常で、跛行していません。
手前に来ようとしたところでトレイルカメラの存在に気づいたのか、立ち止まって警戒しています。
結局は右へノソノソと立ち去りました。
シーン3:1/11・午後22:54(@1:39〜)
カメラの電池がすっかり消耗してしまい、これ以降はたった1秒間しか暗視動画が記録されなくなりました。
2日後の晩に、巣口aから右へ立ち去るタヌキの側面と尻尾だけがちらっと写っていました。
シーン4:1/15・午後17:35(@1:42〜)日の入り時刻は午後16:46。
また少し新雪が降り積もりました。
シーン5:1/17・午後21:38(@1:45〜)
新雪が積もった獣道を左から右へ横切るタヌキの尻尾が側面からちらっと写っていました。
ラッセルするほどの積雪量(深雪)ではありません。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
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