里山で急坂の細い山道を登っていたら、地表に赤い実が点々となっていました。
赤く熟した果実を試しに味見してみたらうっすらと甘味を感じました。
念のために、飲み込まず吐き出しました。
名前を知らない植物で、コケモモの幼樹(超低木)なのかと初めは頓珍漢な予想をしていました。
多雪地帯では丈高く生育できないのかな?
しかしコケモモは高山植物のはずで、標高の低い山には生えないはずです。
通りかかるたびにずっと気になっていたので、撮れた写真からGoogleレンズで画像検索してみたら、ツルアリドオシとすぐに分かりました。
まさか蔓植物だという認識はありませんでした。
常緑の葉が対生につき、赤い実の表面には必ず2つの凹みがあります。
果実は合着した二つの子房がまとまった形で膨らんだもので、左右2個の花の萼の痕が表面に残る(wikipediaより引用)
ツルアリドオシの赤い実(液果)は、おそらく鳥に食べられて種子散布されると予想されます。
鳥の採食シーンを動画に撮るのが次の目標です。
また、初夏に咲くというツルアリドオシの白い花の写真も撮ってみたいものです。
【追記】
2023年10月下旬にも同じ山道で写真に撮っていました。
苔(種名不詳)の群落に生えていて、熟したツルアリドオシ果実の赤色がいっそう映えていました。
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