2024年1月下旬~2月上旬
シーン0:1/22・午後12:56(@0:00〜)
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。
暖冬で積雪が少なく、ほとんど溶けてしまいました。
平地のスギ防風林で、画面の手前から奥に向かって根こそぎ倒れたスギ風倒木(根返り)の根元に掘られた「根曲がり巣穴」を自動撮影カメラで監視しています。
この巣穴aにはニホンイタチ(Mustela itatsi)が越冬しているらしいことが分かっています。
実はすぐ近く(画面の右背後)にもう一つ同様の巣穴bがあり、そこにもイタチが出入りしていたのですが、撮影機材が足りなくて2つの巣穴a,bを同時に監視できません。
ホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が単独で登場したシーンをまとめました。
シーン1:1/23・午前4:22(@0:04〜)
夜明け前に、タヌキが根曲がり巣穴aに巣穴に頭を突っ込んでいました。
この後でタヌキが巣穴aの中にしっかり入ったかどうか、見届けられず、残念でした。
わずか2秒間の短い動画しか撮れていなかったからです。
電池の残量は充分にあるはずなので、miniSDカードの異常(書き込みエラー)なのでしょう。
しかも、実は画面の下端の地面にモリアオガエルの死骸が転がっているのに、空腹のはずのタヌキは、その場で食べたり持ち去ったりしませんでした。
雑食性のタヌキは、腐肉食性でもあるのに、見逃したのが不思議でした。
死んだカエルの匂い(かすかな死臭)に気づかなかったのか、それとも警戒した(罠を疑った)のかな?
関連記事(4時間半後の撮影)▶ モリアオガエルの死骸を持ち去るカケス【冬の野鳥:トレイルカメラ】
シーン2:2/5・午前0:52(@0:08〜)
翌月になり、雪がまた少しだけ積もりました。
深夜に左奥の獣道から登場しかけたタヌキが、監視カメラの存在(あるいは、かすかな物音)に気づいてフリーズしています。
風の匂いを頻りに嗅いでから、左に引き返してしまいました。
湿った雪質の雪面にタヌキの足跡が残りました。
監視カメラを根曲がり巣穴aからもう少し離して設置すれば、タヌキに警戒されずに撮影できるのは分かっています。
しかし、周囲に色々と障害物があるため、どうしても無理なのです。
藪に隠れた安全な場所を選んで営巣していることに、当然のことながら感心します。
つづく→
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