2022年11月上旬・午前10:50頃・くもり
山麓の入山口でジョウビタキ♀(Phoenicurus auroreus)が道端の藪から飛び上がって近くの電線に止まりました。
どうやら私が近づくまで地上で採食していたようです。(メニューは不明)
電線に止まり、いつものように尾羽根を細かく振っています。
大きく開いた嘴から小さな種子が飛び出したので、見ていた私は吃驚しました。
このときチッ♪と小声で鳴きました。
しばらくすると再び種子を連続で吐き出したので、意図的な排出行動と分かりました。
2回目以降は鳴き声が聞き取れませんでした。(鳴かずに吐き出し)
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:48〜)
種子を吐き出す際に嘴を開くと、赤い舌が見えました。
鳥類には歯が無いので餌を何でも丸呑みにし、砂嚢ですり潰してから胃で消化します。
一部の鳥は消化できない物をペリットの塊としてまとめて口から吐き出します。
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ジョウビタキが食後に種子を1粒ずつ吐き出すのは初めて見ました。
ネット検索すると同じ事例が多数ヒットするので、ジョウビタキではよく知られた行動のようです。
吐き出したのが何という植物の種子か分かりませんが、この行動も一種の種子散布と言えるでしょう。
種子を吐き出すのなら、ジョウビタキ♀は一体何を目当てに採餌していたのか気になります。
(果肉を食べていたのかな?)
最後にジョウビタキ♀は電線上で方向転換してから飛び降りました。
※ 動画編集時に逆光を補正しました。
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