2022年11月上旬〜中旬
里山のスギ林道にある溜め糞場sをトレイルカメラで長期監視しているのですが、この地点では晩秋になってようやくホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の♀♂番 が同時に通って来るようになりました。
未だしっかりと個体識別できていませんが、それまでは個別に来ていたようです。
他の地点の溜め糞場では結構頻繁にペアで(2頭同時に)写るのですが、ここではなぜか単独のタヌキばかり写るので気になっていました。
シーン1:11/10・午後22:01
林道を左から歩いて♀♂ペアで登場。
寒い冬に備えて丸々と肥えていて、共に「フサ尾」でした。
溜め糞場sを素通りして、右に立ち去りました。
シーン2:11/12・午後17:59・ (@0:18〜)日の入り時刻は午後16:33
2日後の晩に♀♂ペアが同時にやって来ました。
先頭個体が溜め糞sに左向きに(北向き)跨がり、排便中でした。
後続の個体はカメラを見上げてから先頭個体をゆっくり追い越し、左に立ち去りました。
用を足したタヌキがパートナーを追いかけると、林道に積もった落ち葉をカサカサ♪と踏みしめる音が聞こえます。
今回も共に「フサ尾」でした。
シーン3:11/14・午後23:51・ (@0:45〜)
更に2日後の深夜に、1頭のタヌキが林道を右から歩いて登場。
溜め糞場sの匂いを嗅いだだけで左に歩き去りました。
監視カメラがその後も動画を撮り続けると、約25秒後に後続個体が右から登場。
(間の空白時間は退屈なので、5倍速にしてあります。)
同じく溜め糞場を素通りして、左に立ち去りました。
2頭とも「フサ尾」でした。
「垂れ尾」は居なくなってしまった(他所に行った)のか、それとも冬毛に生え変わると「フサ尾」になるのでしょうか?
顔つきなど他の安定した特徴で個体識別できるようにならないといけません。
しかし、毎回トレイルカメラでタヌキの顔が正面から写るとは限りません。
残念ながら性別も見分けがつきません。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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