2022年10月下旬・午後16:25頃・晴れ
川沿いの堤防の下の遊歩道を歩いていると、オニグルミの木から熟して落ちた果実(落果)が落ち葉に混じって散乱していました。
落果の多くはカラカラに干からびていました。
シワシワの果皮が残っていてもパリパリに乾燥していたので、かんたんに剥がして中の殻果が得られます。
初めは落果を足で軽く踏んで路上で転がすようにして果皮を剥いていたのですが、だんだん面倒になり、手で果皮を剥がすようになりました。
果皮に大量のタンニンを含んでいるので手が真っ黒になりますが、後で手を洗えば平気です。
こうして採集したばかりの核(殻果)の表面が真っ黒に汚れているのもタンニンが付着しているからです。
きれいに水洗いすれば、「胡桃の実」らしくなります。
後で思えば、最後にカメラを上にパンして、落葉したオニグルミの木も写すべきでしたね。
大量に拾い集めたオニグルミの堅果をバンダナに包んで持ち帰りました。
クルミの実は先端が鋭く尖っているので、ビニール袋に入れると薄いビニールをすぐに突き破ってしまいます。
丸々とした栽培品種のクルミとは異なり、野生のクルミは痩せていて、両端が尖っています。
硬い殻を割って中の美味しい種子(子葉)を自分で食べても良いのですが、野ネズミやニホンリスなど野生動物への給餌実験に使うことにします。
河畔林でオニグルミの落果が大量に残っているということは、貯食する野生動物の生息数が少ないのかな?と思ったりしました。
しかしクルミを採集中に、堅果の殻に残された古い食痕を見つけました。
(写真掲載予定)
【追記】
私は勉強不足でオニグルミしか知らなかったのですが、今季拾い集めた大量のクルミ堅果の中に、ヒメグルミも少し混じっていたようです。
てっきり出来損ないのオニグルミかと思い込んでいました。
それから、カシグルミという木も街なかやフィールドで少数ながら見つけることができました。
カシグルミはテウチグルミと言う別名の通り、その堅果の殻は薄く、ヒトの手でも容易に割ることができるのだそうです。
今まで私は全て「オニグルミ」と決めつけていたのですが、もっと精度を上げて見ていくようにします。
ちなみにサワグルミという種類については、私は未だ縁がありません。
参考サイト:樹の散歩道「クルミいろいろ 何やら名前がややこしい」
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