2022年9月下旬・午後1:46・気温17℃
トレイルカメラで監視している里山スギ林道の溜め糞場sに、初めてホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)がペアで登場しました。
いつもは一頭ずつ別々に登場するので、珍しい出来事です。
♀♂ペアだとしたら、子育てがようやく一段落したのでしょうか?
まず林道を右から歩いて来たのは「垂れ尾」です。
後続の個体は「フサ尾」でした。
フサ尾はスギ大木の根本の匂いを嗅いだ後に、排尿マーキングしたような気がするのですけど、どうでしょうか?
片足(右後脚)を持ち上げてオシッコしたように見えたのですが、アングルがいまいちで定かではありません。
たまにヒトが立ち小便する木なので、タヌキも対抗して小便で縄張りをマーキングするのでは?という推測(願望)です。
その直後にフサ尾は地面に積もったスギの落葉に鼻を突っ込んで匂いを嗅ぎました。
何か虫を見つけたのでしょうか?
その辺りはアナグマが糞を撒き散らす場所なので、その匂いに反応しているのかもしれません。
その間、垂れ尾は画面の手前をウロウロしています。
フサ尾と出会うと暗闇で鼻を突き合わせて挨拶しました。
(鳴き声は聞き取れませんでした。)
垂れ尾がようやく自分たちの溜め糞場に跨ると、左を向いて(北向き)軟便を排泄しました。
フサ尾は便意を催さなかったようで、垂れ尾を追い越して先に左へ立ち去りました。
用を足した垂れ尾もパートナーの後を追います。
私が予想した通り、垂れ尾とフサ尾は♀♂番 と判明しました。
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・スギ林道の溜め糞場で夜な夜な排便するホンドタヌキのペアは尻尾で見分けられる?#2【トレイルカメラ:暗視映像】タヌキに詳しい人なら体格で性別が分かるのでしょうか?
私には見分けられませんが、垂れ尾の方が下半身が肥えている気がします。(なんとなく♀?)
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フサ尾が小便を木にひっかけたかどうかに私が拘ったのは、タヌキの排尿姿勢で性別が分かるからです。
【追記】
2頭のタヌキが行動を共にしているからと言って、♀♂ペアとは限らないかもしれません。
若い兄弟姉妹の可能性は?
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