2022年9月下旬・午後12:50頃・晴れ
関連記事(4ヶ月前の撮影)▶ オニグルミ堅果に残るアカネズミの食痕@河畔林
両側に丸くくり抜かれた穴が開いていることから、アカネズミ(Apodemus speciosus)の食痕と分かります。
かなり古い食べ残しのようです。
この雑木林にアカネズミが生息することの証明になります。
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不思議なのは、近くにオニグルミの木は生えてないという点です。
現場は里山の斜面なので、オニグルミの落果が山側から転がってきたと考えれば、斜面の山側を重点的に探すべきかもしれません。
昔は生えていたのにオニグルミの木が最近になって伐採されてしまったのでしょうか?
それとも野ネズミが遠くからクルミの落果を運んできたのかな?
さて、この泥カラマツをトレイルカメラで見張っているのは、イノシシが泥浴び(ヌタ打ち)した直後に泥だらけの体をカラマツに擦り付けるのではないか?と予想したからです。
しかし、当地ではイノシシの生息密度が未だ低いようで、待てど暮せどなかなか現れてくれません。
諦めて、この地点に設置したトレイルカメラを撤去すべきか悩みます。
もう少し粘ってみるついでに、泥カラマツの根元にクルミやドングリの堅果を置いて給餌して、野生動物が持ち去る様子を撮影する計画を立てました。
もしイノシシが来てドングリを食べてくれたら結果オーライですし、あるいはカケス(野鳥)がドングリを持ち去って貯食するかもしれません。
アカネズミのオニグルミ食痕があったということは、ここにクルミの堅果を給餌しても不自然ではありません。
周囲にミズナラやコナラの木が生えていることは確認できたので、ドングリの堅果をここに給餌しても不自然ではありません。
この点を確認しておかないと、山林に勝手に外来植物を植えるのと同じになってしまいます。
リスや野ネズミが持ち去って冬越しのために貯食し、春までに食べ残した一部の堅果からは実生が育つはずです。
つまりオニグルミを大量に給餌すれば、この森にいずれオニグルミの木が育つことでしょう。(種子散布の手助け)
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