2022年7月下旬・午後20:32
山中の泉をトレイルカメラで監視していると、濃霧が立ち込める晩に謎の獣が対岸の林道に現れました。
赤外線の暗視映像で、爛々と光る目が1個だけ左に動いています。
カメラ目線になっても(正面を向いても)左目しか光っていません。
右目の光が失われている(失明)ようです。
謎の獣が水辺に近づくと、うっすらとニホンイノシシ(Sus scrofa leucomystax)の姿が見えました。
警戒心が強く、池畔に立ち止まって周囲の匂いを頻りに嗅いでいます。
最後は林道を左に立ち去りました。
この水場に設置したトレイルカメラにイノシシは過去2回写っていますが、右目を失明した隻眼のイノシシは初登場です。
関連記事(1年前の撮影)▶
・雨の夜に水場の横を通り過ぎるニホンイノシシ【トレイルカメラ:暗視映像】
・水場の畔を深夜徘徊するニホンイノシシ【暗視映像:トレイルカメラ】
最近になってイノシシ同士の激しい喧嘩で牙に突かれて負傷したのでしょうか?
個体識別する上で、これほど分かりやすい特徴はありません。
隻眼の野生動物はかなりのハンディキャップだと思いますけど、なんとか生き延びて元気な姿をまた見せて欲しいものです。(同じ水場に再登場した動画を公開)
この池に通りかかるイノシシは、水を飲んだり浴びたりしたことが一度もありません。
関連記事 ▶ 右目が失明したハクビシン【トレイルカメラ:暗視映像】
イノシシは泥浴び(ヌタ打ち)が大好きなはずなのに、ここで披露してくれないのは不思議です。
カメラの存在に気づいて警戒しているのかな?
※ 動画編集で加工したりせず、オリジナルの動画ファイルをそのままYouTubeにアップロードしたのに、濃霧を表現できず画質が不自然なモザイク状にかなり劣化しているのは残念です。
0 件のコメント:
コメントを投稿