2022年6月中旬・午後22:36
川沿いのコンクリート護岸をトレイルカメラ(無人センサーカメラ)で監視していると、夜行性のハクビシン(白鼻芯、白鼻心;Paguma larvata)が獣道を左から右下へ(川下へ)通過しました。
途中に生えたフキの葉の根元で立ち止まり、地面の匂いを嗅いでいました。
この個体は赤外線の暗視映像で左目だけが白く光っていることに気づきました。
どうやら右目が失明しているようです。
縄張り争いで負傷したのかな?
この分かりやすい形質は個体識別に使えそうです。
ハクビシンは木登りが得意と言われていますが、その様子を私は未だ実際に見たことはありません。
隻眼のハクビシンは立体視ができなくなりますから遠近感が掴めなくなります。
その結果、木登りや生きた小動物・昆虫の狩り・捕食に支障を来すのではないかと心配です。
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。
後半のスローシーンにだけ自動色調補正を施して明るく加工しています。
その映像を改めて見直しても、隻眼の個体は写っていませんでした。
顔の正面または右側をカメラに向けてくれないと目の状態がチェックできないのです。
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