2020/07/15

オナガガモ♀を囲い込む♂の求愛誇示:水はね鳴き、そり縮み(冬の野鳥)その3



2020年1月上旬・午後15:00・くもり

岸に近い川面で1羽のオナガガモ♀(Anas acuta)が6羽の取り巻き♂を引き連れていました。
独身♂が首を上下に伸縮させたり、求愛誇示の「水はね鳴き」と「そり縮み」を♀に見せつけています。
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。


水はね鳴き ― ♀から離れた位置で行われ、しかも、♀に対してどの方向からも行われます。前方に伸ばした嘴を引き寄せるときに嘴の先で水をはね上げ、頸(くび)が突き上げられたときに笛声を出します。

そり縮み ― 「水はね鳴き」の後に続いて行われる、セットになったディスプレイです。オナガガモやコガモでは、引き上げられた尾の側面にある、下尾筒(かびとう)のクリーム色の羽部分が視覚的に強調されます。このディスプレイの後、目当ての♀のほうに嘴を向けます。 (福田道雄『人前で求愛ディスプレイをするオナガガモ』 『動物たちの気になる行動〈2〉恋愛・コミュニケーション篇 』(ポピュラー・サイエンス・シリーズ)p27〜29より引用)

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