ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#22
▼前回の記事
樹上の巣で羽ばたき練習するノスリの雛(野鳥)
2019年6月下旬・午後12:40頃・くもり
梅雨のため定点観察の間隔が開いてしまいました。
8日ぶりに様子を見に来ると、2羽のノスリ(Buteo japonicus)が営巣地の上空を旋回していました。
羽ばたきと滑翔を繰り返しています。
飛びながらたまにピーェ、ピーェ♪と甲高い声で鳴いています(@2:09)。
※ 鳴き声の音量を強制的に上げるために、動画編集時に音量を正規化しています。
逆光のため翼下面の模様がほとんど見えなかったのですが、1羽が偵察するように私の頭上を飛んでくれたときは奇跡的にしっかり撮れました。
風切羽に欠損は無いものの、尾羽根の真ん中の羽根が欠損した個体と尾羽根が無傷の個体が飛んでいます。
私は未だノスリの性別や年齢をしっかり見分けられません。
それでもなんとかノスリのフィールドガイドと見比べると、脛に模様が無く、喉線も無いことから♂成鳥は除外できると思います。
最近、初列風切羽を一部欠いた個体が営巣地上空を飛んでいたのですが、今回はなぜかその特徴をもつ個体が見当たりませんでした。
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初列風切羽を一部欠いたノスリの帆翔(野鳥)
換羽がわずか8日で進行して初列風切羽がきれいに回復するとは思えないので、以前とは別個体の2羽が飛んでいることになります。
したがって、親鳥が飛んでいるだけでなく、巣立った幼鳥も縄張り内で飛行練習しているのではないかと推測しました。(例えば今回の2羽は、親鳥♀と幼鳥1の組み合わせ)
ちょっと面白いと思ったのは、高速で飛来したツバメがノスリに近づきそうになったら慌てて角度を変えた(ように見えた)ことです。(@2:28)
ツバメが猛禽に対して果敢にモビングしたのなら面白いのですが、映像では2種の遠近感や高度差がよく分かりません。
夏にノスリが飛ぶ姿を見たのはこの日が最後になりました。
独学での観察を記録しても中途半端であやふやな点だらけですが、とにかく我慢して継続することが大切です。
↑【おまけの動画】
同じ日に撮った巣の様子です。(午後12:35および16:18頃)
巣の周囲に枝葉がますます茂って覆い隠され、巣内に動きは見られませんでした。
個人的な記録としてブログ限定で公開しておきます。
つづく→#23:樹上にノスリ(野鳥)の古巣を見つけた!
その後は定点観察に通っても、巣内に動きはありませんでした。
(個人的な記録として、ブログ限定で公開しておきます。)
↑ノスリ古巣@6月下旬
↑ノスリ古巣@7月中旬
↑ノスリ古巣@7月下旬
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