2020/06/10

樹上の巣で羽ばたき練習するノスリの雛(野鳥)



ノスリ(野鳥)営巣地での観察記録#21



▼前回の記事
初列風切羽を一部欠いたノスリの帆翔(野鳥)


2019年6月中旬・午後13:25頃・

5日ぶりに様子を見に来ました。
この日は風が強く吹き、河畔林の枝葉がザワザワと激しく揺れ続けています。
強風のおかげで、ノスリButeo japonicus)の巣を隠していた手前の枝葉の隙間が開き、巣内の様子がよく見えるようになりました。
風が吹けば桶屋が儲かる、ではなく、風が吹けばノスリ観察が捗る!
在巣の個体が1羽見えます。
これが親鳥なのか雛鳥なのか、初めは分かりませんでした。

この日も私はブラインドを使わず遠目から撮っているので、巣内のノスリから私の姿は丸見えです。
巣内で少し身を屈めて対岸の私を睨みつけています。
やがて巣内で羽ばたき練習を初めたので、大きく育った雛鳥なのだろうと分かりました。
翼の下面が白くて黒い斑紋があることから、ノスリと確定です。
雛をしっかり撮れたのは孵化直後の白い幼綿羽のとき以来なので、順調に育ってくれて一安心です。

▼関連記事
ノスリの雛が孵化した!(野鳥)

やがてノスリの雛は枝から枝へピョンと跳び移ったり巣内を歩いて移動したりしています。
樹上の巣はかなり大きいことが分かります。

しばらくすると再び翼を大きく広げて羽ばたき練習をしました。
そろそろ巣立ちが近いのかな?
強風で営巣木が激しく揺れるので、バランスを保つために翼を広げて羽ばたいているだけかもしれません。

孵化直後は少なくとも2羽の雛が居たのですが、もう1羽はどうなったのか不明です。
既に巣立ったのか、それとも死んでしまったのかもしれません。





↑【おまけの動画】

他の用事を済ませてから約2.5時間後に再訪して、巣を望遠レンズでもう一度撮ってみました。
風が収まって巣が再び隠されたせいか、巣内に動きは無く雛の姿は見えませんでした。
個人的な記録としてブログ限定で公開します。


つづく→#22:営巣地の上空を鳴きながら飛ぶ2羽のノスリ(野鳥)


ノスリ雛(野鳥)@巣:柳樹上+羽ばたき練習
ノスリ雛(野鳥)@巣:柳樹上+羽ばたき練習・全景
ノスリ雛(野鳥)@巣:柳樹上

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