2019年5月上旬
1羽のカワウ(Phalacrocorax carbo hanedae)が川の岸辺に沿って下流へ向かって泳いで来たので、私は堰の真横で待ち構えて撮影しました。
根こそぎ倒れたニセアカシア(別名ハリエンジュ)の巨木が過去の洪水で川に流され、この堰で縦にひっかかっているのですが、カワウは川面から流木の根元に飛び上がりました。
ここも格好の止まり木になっているようです。
堰の直下では川が滝のように白い水飛沫を上げています。
上流(南)を向いて倒木に止まったカワウはすぐに身震いしました。
その場で羽ばたき、濡れた羽根の水気をしっかり切ります。
翼を大きく広げて日に当て羽根を乾かすのかと思いきや、すぐに畳んでしまいました。
念入りに羽繕いを始めました。
キョロキョロと神経質そうに辺りを見渡しているカワウは、上空を飛ぶハシボソガラスの鳴き声を気にしてるのかな?
やがて尾羽を持ち上げながら白っぽい液状便を排泄しました。(@3:31)
飛ぶ前に体重を少しでも軽くしようとするのです。
すると予想通り、カワウは翼を広げながら脚を屈めると、倒木を蹴って上流へ飛び立ちました。(@3:35)
川の上を低空で上流に向かって飛び去る勇姿を流し撮りしました。
最後に脱糞および飛び立ちのシーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
カワウが止まり木から飛び立つ姿は今回初めて見ました。
ちなみに、川面から飛び立つ際は長い助走が必要でした。
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その後もこの川の堰を通りがかる度に流木をチェックするようにしているのですが、カワウが止まっている姿は今のところ見ていません。
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