2016/10/11

路肩でミミズ?の死骸を食べるハシボソガラス(野鳥)



2016年7月中旬

郊外の車道でハシボソガラスCorvus corone)を発見。
いつものようにクルミ割り行動かと思ったら、どうも違うようです。
横っ飛びで車道を横断したカラスが路肩で何か虫の死骸?を拾い食いしました。
縁石の死角になり、よく見えないのが残念。
残りを嘴で咥えて飛び立つと、真上の電線に止まり直しました。
足で餌を押さえつけ、辺りをキョロキョロ見回しています。
何か針金のような物を嘴の力で伸ばしたので、おそらくミミズが干からびた死骸または車に轢かれた虫の死骸(ロードキル)ではないかと推測しました。
ときどき嘴を足元の電線に擦り付けています。
嘴を半開きにして静止しているのは、暑さに喘いでいるのでしょう。

▼関連記事
スズメ(野鳥)の耐暑法?
犬と同じように鳥類には発汗作用がなく、口を開けて暑さをしのぐ。(『銀座のツバメ』p78より)
最後、ハシボソガラスは水田の方へ飛び去りました。



【追記】
松原始『カラスの教科書』p321によると、
 白い鳥は赤外線が浸透しやすく、体温が上がりやすいという研究もあるので、一概に黒いから暑いとも言えない。黒い羽は光線で吸収してしまうので表面温度こそ上がるものの、羽毛の優れた断熱性によって体温自体はあまり上がらないのだとか。


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