2016年5月上旬
土手の草むらでクロヤマアリ(Formica japonica)のワーカーが♀死んだ虫を運搬していました。
獲物はマミジロハエトリ♀(Evarcha albaria)のようです。
アリが戦ってハエトリグモを倒したとしたら凄いですけど、死因は不明です。
アリは大顎で獲物を持ち上げて後ろ向きに巣へ運んでいます。
枯れ草などの障害物に獲物が絶え間なく引っかかり、運搬にとても苦労しています。
道中でもう一匹の仲間と遭遇。
出会って触角で挨拶しても喧嘩にならないので、同じ巣のワーカーと思われます。
協同で獲物を運搬を始めたかと思いきや、あまり手助けになっていません。
奪い合いのようになったり文字通り足を引っ張ったりして、むしろ運搬作業の邪魔になっています。
撮影後に採集しました。
クモの腹面に外雌器が見当たらないので幼体/亜成体のようです。
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