ミズナラの樹液を吸いつつ排泄するヒメスズメバチ♀
2014年8月中旬
里山の雑木林でミズナラの幹にヒメスズメバチ♀(Vespa ducalis pulchra)が下向きに止まっています。
体全体で大顎を樹皮に繰り返し打ち付けるように力一杯齧って樹液の滲出を促しているようです。
がっついて樹液を吸汁していた蜂が急に腹端を持ち上げたかと思うと、透明なおしっこをピュッと勢い良く排泄しました。(@0:13)
スズメバチの排泄物は大便と小便に分かれていないため、厳密には「おしっこ」と呼ぶのは問題があるかもしれません。
スズメバチは成虫になると固形物を摂取しない(できない)ので、大便にならないのです。
後半キイロスズメバチ♀(Vespa simillima xanthoptera)が樹液スポットに近づくも、ひと睨みするだけで追い払いました。(占有行動)
その後もキイロスズメバチは何度か未練がましく飛来するのですが、ヒメスズメバチが怖くて近づけません。
(樹液酒場での力関係は本で読んだ通り、ヒメスズメバチ>キイロスズメバチ。)
最後ヒメスズメバチは満腹したのか飛び立ちました。
隙を伺っていたキイロスズメバチが入れ替わるようにすかさず幹に着陸。
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