2014年8月中旬
夕暮れ時(18:36 pm)に里山の雑木林でヤマキマダラヒカゲ(Neope niphonica)がミズナラの樹液を吸いに来ていました。
常に翅を閉じて幹に止まり、翅表を決して見せてくれません。※
最後は近くに居た蛾が飛び立ったせいで驚き、飛んで逃げました。
もう暗くなってきたので、補助照明として白色LEDのマグライトを使用。
※『樹液に集まる昆虫ハンドブック』p21によると、
止まるときは例外なく翅を閉じ、時おり開閉させるという行動もまったく見られない。
『札幌の昆虫』p290によると、ヤマキマダラヒカゲとサトキマダラヒカゲのちがいは
後翅裏面基部の3つの斑紋がヤマキマダラヒカゲではくの字形、サトキマダラヒカゲではゆるやかなくの字形になる。
『日本動物大百科9昆虫II』p53によると、
本州の中部以西の雑木林にすんでいるものはサトキマダラヒカゲで、深い山々や東北地方から北海道に多いものはヤマキマダラヒカゲという別の種だった。染色体の数が異なるらしい。
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