ミズナラの樹液を吸うムナビロオオキスイ
2014年8月上旬
里山の雑木林でミズナラの樹液に見慣れない甲虫が群がっていました。
『樹液に集まる昆虫ハンドブック』で調べてみると、樹液酒場に常連の甲虫らしい。(p53)
上翅を縦に走るすじが所々でくびれ、小さな楕円をつなげたような形状になっていることから、ヨツボシオオキスイではなくてムナビロオオキスイ(Helota fulviventris)と判明。
接写してみると大顎が意外に鋭いですね。
サラサラと湧き出る樹液を舐めています。
斑点が4つある上翅はやや短く、腹端が覗いて見えます。
▼つづく
ミズナラの樹液で争うムナビロオオキスイ
ところで、このミズナラの木は何故か幹の下側が黒焦げになっています。
樹勢が悪く、葉の付いた枝が少なくて立ち枯れになりそうです。
そのような樹の病気があるのでしょうか。
近くに黒焦げの木は他に見当たらないので、山火事のせいではなさそうです。
落雷を受けた木なのかと推理してみました。
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