結婚飛行前のクロオオアリ新女王
2013年6月上旬
クロオオアリ(Camponotus japonicus)の巣穴を観察していると、巨大な羽アリが一匹、中から出てきました。
先ほど見た♂とは異なり頭部が大きいので、新女王と思われます。
巣口でしばし逡巡すると、慌てたように後退して巣内に引っ込みました。
マリッジブルーというか、結婚飛行の気象条件が整うのを待っているようです。
巨体が穴につっかえて戻るのに苦労しています。
その間、ワーカー♀は巣穴から掘り出した土粒をせっせと搬出しては巣口の横に捨てています。
やがて曇ってきたら羽アリは♂も新女王も全て巣内に篭ってしまいました。
結婚飛行がまさに始まる瞬間をいつか観察してみたいものです。
きっと壮観でしょう。
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