2012年6月下旬
里山で林道を下っていると野生ニホンザルの大群とすれ違いました(標高~620m地点)。
坂道を登って来た群れは私に気づくと、一度道を外れて林を少し進むと再び歩きやすい林道に戻って遊動を続けました。
つまり、道を塞いで撮影する私を迂回して進みました。
この群れはときどき里に下りては果樹園や田畑で採食して猿害を引き起こしている群れだと思われます。
それほどヒトを怖れるでもなく、観光地の猿のように図々しかったり馴れ馴れしくもなく、絶妙に人馴れしています。
おかげで群れのリラックスした行動をじっくり撮影観察することができました。
乳飲み子を抱えた母猿だけは臆病で、私と目線が合うと鳴き喚いて茂みの奥へ逃げました。
その悲鳴を聞いても群れに緊張が走ることもなく、まったりと遊動を続けます。
あちこちで色々な事件が起きるので、どれを撮ろうか目移りするほどでした。
振り返ると私のすぐ背後に座り込んで毛繕いするペアがいたりしました。
各々が採食したり遊んだり互いにグルーミング(蚤取り・毛繕い)したり、のんびり道草を食いながら群れで遊動します。
レスリングのように取っ組み合いをして遊ぶ子猿が可愛らしいですね。
蚤取りしている方の個体には右目の下瞼に切り傷がありました。 |
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