2026/10/03

春の林内で排水溝の水を飲み、岸辺で落ち葉をめくって餌を探し歩くカラスたち【野鳥:トレイルカメラ】

 



2025年4月下旬 

シーン0:4/22・午後13:39・晴れ(@0:00〜) 
林内で雪解け水が溜まった排水溝を自動撮影カメラで見張っています。 
倒木が水路を跨いでいて、天然の丸木橋になっています。 

カラスの落ち葉めくり行動をまとめましたが、恥ずかしながらカラスの種類の同定に自信がありません。 
外見と行動で総合的に判断するのですが、ハシブトとハシボソの中間型のような特徴をもっているのです。 
(嘴が細いのに、おでこが少しでっぱっています。) 
林内で活動するのはハシブトのはずですし、その若鳥ではないか?と想像しているのですけど、どうでしょう? 
本当はカラスの種類ごとに動画を分けたかったのですけど、迷い始めると難しいです。 


シーン1:4/23・午前8:00・雨天・気温11℃(@0:03〜) 
小雨が降る朝に、ハシブトガラス?が左岸に来ていました。 
岸辺で落葉落枝を嘴でかき分け、餌を探しています。 
ウォーキングで手前に歩いて来ると、死角に消えた後で嗄れ声で鳴きました♪
行動的には、ハシボソガラス(Corvus corone)ですかね? 


シーン2:4/28・午前9:16・晴れ(@0:39〜) 
 5日後、カラスが丸木橋を歩いて右へ渡りました。 
右岸の地面に積もった落ち葉を嘴でかき分けて、虫などの餌を探しています。 
1.5倍にズームインしてみたら、嘴の太いハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)でした。 
倒木に乗ると、足元の倒木に嘴をこすりつけて汚れを拭いています。 


シーン3:4/28・午後15:43・くもり(@1:39〜) 
6.5時間後、1羽のカラスが丸木橋に乗って排水溝に溜まった雪解け水を飲んでいました。 
喉の乾きを癒やすと、手前の水中に浸っている落枝に飛び乗りました。 
右岸に歩いて上陸すると、細い落枝に乗って濡れた嘴を拭きました。 
別個体が林床に飛び降りると、落ち葉をめくって餌を探し歩いています。 


つづく→

2026/10/02

「穴があったら入りたい!」春のトラマルハナバチ創設女王

 

2025年5月上旬・午後14:30頃・くもり 

トラマルハナバチ♀(Bombus diversus diversus)が春の二次林を低空で飛び回り、野ネズミの古巣を見つけては内検を繰り返していました。 
早春に営巣地を探すトラマルハナバチ創設女王は初見です。 
野ネズミの巣穴に潜り込む瞬間を撮り損ねてしまったのですが、しばらく待つと、中から出てきて飛び去りました。 
内検しても気に入らなかったようで、営巣適地の探索を続けます。 
もし気に入れば、地中のトンネル内で自分の巣を独りで作り始め、育房に産卵するのです。 

マルハナバチの創設女王が林床に開いた野ネズミの小さな巣口を目ざとく見つける能力は素晴らしく、もしかして視覚だけでなく嗅覚も利用しているのではないかと推測しています。 
野ネズミの巣穴に特有の匂いがあるのかもしれません。(尿の匂い?)

フィールドでトラマルハナバチの巣を私はまだ見つけたことがありません。
理論的には、春に創設女王が本格的に営巣を始めるまで愚直に追いかければよいのですが、いつも途中で見失ってしまいます。
私がしつこく追いかけるので、女王蜂が怖がって逃げてしまうのかもしれません。

この時期に見られるマルハナバチはワーカー♀(働き蜂)ではなく、越冬明けの創設女王♀です。 
ミツバチと違ってマルハナバチのワーカーは冬に生き残ることが出来ず、死に絶えてしまいます。
マルハナバチのような真社会性昆虫で、春にコロニーを一から創設する役割の女王蜂を創設女王と呼びます。
それに対して、コロニーの末期に羽化する女王蜂を新女王と呼びます。
その頃に創設女王は寿命を迎えます。
雄蜂♂と交尾した新女王が無事に越冬できれば、春に創設女王になるのです。
このような生活史は、スズメバチやアシナガバチでも同じです。


ホオノキの濡れ落ち葉がなぜか気になって調べるニホンカモシカの幼獣【トレイルカメラ】

 



2025年5月中旬 

シーン0:4/30・午後12:06・くもり・気温22℃(@0:00〜) 
里山の中腹にある湧水湿地の水溜りを自動センサーカメラで見張っています。 


シーン1:5/12・午後12:39・くもり・気温13℃(@0:03〜) 
昼下がりにニホンカモシカ(Capricornis crispus)がやって来ました。 
若い個体のようです。 
通りすがりにホオノキの幹とユキツバキの葉先の匂いを軽く嗅ぎましたが、眼下腺を擦り付けるマーキングはしませんでした。 

次にユキツバキ灌木の下の地面の匂いを嗅ぎ、何か焦げ茶色の平べったい物を口で咥えて持ち上げました。 
すぐ横に聳え立っているホオノキ高木から湿地に落ちた葉が一冬越して腐りかけた植物遺骸ではないかと想像しています。 
食べずにすぐ捨てたので、目的が不明です。 
好奇心旺盛な幼獣に特有の探索行動なのかな?
謎の濡れ落ち葉拾い行動を1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@0:48〜) 

カモシカ幼獣は水溜りの水際で匂いを嗅いだものの、水は飲んでいません。 
そのまま左へ歩き去りました。 


シーン2:5/14・午前10:44・晴れ・気温18℃(@0:45〜) 
晴れて林内の湧水湿地にも日が射しました。 
左にあるユキツバキの群落で赤い花が一輪だけ咲き始めました。 


つづく→

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