2026/06/27

クリの幹の根元に集まり餌を探すエナガの群れ♪【冬の野鳥:FHD動画&ハイスピード動画】

 

2026年1月上旬・午後13:15頃・晴れ 

山麓の農村部でクリ(栗)園の横を通りかかったら、エナガAegithalos caudatus)の群れが賑やかに鳴き交わしながら採食していました。 
落葉したクリの木の下で、雪が溶けて露出した落ち葉を調べたり、根元付近の樹皮をあちこちつついたりして、隠れて越冬している虫を探しています。 

エナガの忙しない採食行動をじっくり観察するために、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:54〜) 
短い距離を飛んで移動する羽ばたきが、見応えのあるスーパースローで見れるようになりました。 
エナガは垂直な幹をピョンピョンとよじ登り、あちこちの樹皮をつついています。 


【考察】 
エナガが嘴でつついて捕食していた獲物の候補として、クリオオアブラムシLachnus tropicalis)の越冬卵が考えられます。
クリ林(果樹園)に発生する害虫を冬に食べてくれるエナガは益鳥になります。
現場検証で獲物の正体を突き止めたくても、クリ園の敷地に勝手に入る訳にはいかないので、今のところ推測に過ぎません。 

参考ブログ:冬越しブラック団 by 湘南むし日記


他の鳥が林床でよくやる「落ち葉めくり行動」をエナガはなぜやらないのか、不思議でした。
嘴の短いエナガは、落ち葉をうまく摘んだり払い除けたりできないのかもしれません。 


今回の採食行動について、Perplexity AIに質問してみました。

Q: エナガはクリの幹の下部(根元付近)に執着し、そこの樹皮を重点的につついていました。
獲物となる越冬卵や越冬昆虫の分布が樹冠部ではなく根元付近に偏っている理由は何だろう? 
雪面に近いほうが乾燥から免れるのか? 大雪が積もれば雪の下に埋もれたり潰されてしまう可能性もあります。 

A: 越冬する卵や虫が根元付近に偏って分布する理由は、いくつかの重要な環境要因が関係しています。

根元付近を選ばれる主な理由

要因理由・効果
温度変化の少なさ根元は地表に近いため、温度変化が最も少なく安定している [city.kurayoshi.lg]。樹幹上部は風や日射で温度変動が大きい
湿度の保たれやすさ根元の樹皮の隙間は外部から隠れ、湿度も保たれる [biome.co]。乾燥は越冬卵の細胞内水環境を変化させ致命的
風・雨の避けやすさ根元は風雨の当たらない場所 [hayakawa-kitasho.ed]。風で寒くならないため
外敵からの隠れやすさ根元の樹皮の間や落ち葉の下は、地表を歩き回って獲物を探す鳥類などの天敵に見つかりにくい [biome.co]
0℃付近の安定環境落ち葉の間に潜ったり隙間に入ったりと、0℃あたりの温度と湿り気をくれる環境 [city.kurayoshi.lg]

雪面のメリットとデメリットについて

メリット(乾燥回避)

  • 雪の下は断熱効果があり、温度が急激に下がらない

  • 雪は湿度を保つため、乾燥を防ぐ[city.kurayoshi.lg]

デメリット(大雪のリスク)

  • 大雪が積もれば雪の下に埋もれてしまう可能性

  • しかし、昆虫は自分の致死温度以上で安定した場所を選んで越冬するため、雪の厚さや温度を考慮して場所を選んでいる[detail.chiebukuro.yahoo.co]

クリオオアブラムシの具体的な産卵場所

クリオオアブラムシは幹の株元近くに複数の雌成虫が集まって卵をまとめて産みます 。これは「日当たりがよい南側の雨がかかりにくい枝の下面」に多いという情報 と矛盾せず、株元付近の樹幹下部の南側を選ぶ傾向があると考えられます。[hro.or]

結論

エナガが根元付近を重点的につついていた理由

  1. 越冬卵が根元付近に集中して産みつけられている[hro.or]

  2. 根元は温度・湿度が安定し、乾燥から免れやすい[biome.co]

  3. 風雨・外敵からの保護が得られる[hayakawa-kitasho.ed]

  4. 雪面近くでも、岩根や樹皮の隙間に潜ることで過度の低温や雪の重圧を回避している[detail.chiebukuro.yahoo.co]

大雪が積もる場合でも、昆虫は致死温度以上の安定場所を選ぶため、根元の樹皮隙間や落ち葉下などの微環境を利用しています。





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2026/06/26

雪原の営巣地でホンドタヌキ♂が♀の発情状態をチェック・家族団らんの相互毛繕い:3月中旬【トレイルカメラ】

 



2025年3月中旬

冬は雪原となる休耕地で、ホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の営巣地を2台のトレイルカメラで見張っています。 
いよいよ交尾期が始まるので、撮り漏らしを減らすために、トレイルカメラをもう1台増やしました。 

遂に、この日は重要な出来事が起こります。 


シーン1:3/12・午前7:10・晴れ・気温0℃(@0:00〜) 
朝からなぜか画面全体がぼんやり曇っています。 
レンズに霜が付着したのか、朝霧が発生しているのかもしれません。 
※ このシーン1だけ編集時に自動色調補正を施し、5倍速にしました。
(早回し映像にしたほうが、霧の中でも行動を読み解きやすくなるのです。)


右から3頭のタヌキが次々と帰巣しました。 
そのまま入巣するかと思いきや、巣口の手前で別々に立ち止まっています。 
先行の2頭が入巣した後も、最後尾の3頭目が巣外に留まっています。 
これまでの行動パターンでは、先行する2頭が♀♂ペア(両親)で、殿しんがりを務めているのが両目失明個体(ヘルパー♀h)と予想しています。 


シーン2:3/12・午前7:36・晴れ・気温2℃(@0:12〜) 
約25分後、レンズがクリアになっていました。 

巣穴から外に出てきたばかりの♀♂ペアが雪原を右に移動していました。 
先行個体♀が雪面の匂いを嗅ぎ回ってから、体をねじって毛繕いを始めました。 
後続の♂個体が立ち止まったまま身震いしました。 

♂が♀に近づくと、♂から♀への対他毛繕いを始めました。 
その流れで♂は♀の尻の匂いを嗅いで、発情状態をチェックしています。 
尻や陰部を舐められた♀は尻尾をピクピク持ち上げました。 
素人目には、♀も発情しかけているような気がします。 
(発情チェックの行動でようやくペアの性別が確定したので、遡って性別を記したのです。) 

その間に、ヘルパー個体(両目失明♀h)が巣口から顔を出して、♀♂ペアの様子を眺めています。
(タペータムの反射機能が消失していても、明るい昼間の視覚は問題ないと推測しています。)


シーン3:3/12・午前8:36・晴れ・気温9℃(@1:12〜) 
1時間後にも、3頭の家族群が営巣地の雪原をうろついていました。 
巣穴へ向かって右から順番に(1頭ずつ)歩いてきます。 
個体識別ができていませんが、先行する2頭が両親♀♂ペアで、いつも最後尾を歩いているのがヘルパー個体(両目失明♀h)なのでしょうか。 


シーン4:3/12・午前8:37・晴れ(@2:12〜) 
狭い巣口に3頭の家族がひしめき合っていました。 
三つ巴で対他毛繕い、相互毛繕いしてるようです。 



つづく→いよいよ交尾が始まります。

タネツケバナの花蜜を吸い飛び回るツマキチョウ♂【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2025年5月中旬・午前10:15頃・晴れ 

里山の山腹をトラバースする山道に咲いたタネツケバナの小群落で、ツマキチョウ♂(Anthocharis scolymus)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
そもそもツマキチョウを見かけたのもかなり久しぶりでした。
興奮のあまり焦ってカメラ操作をミスってしまい、だいぶタイムロスしました。 

翅をほぼ全開にしたまま、口吻を伸ばして吸蜜しています。 
少し飛んで別の花序に移動し、吸蜜を再開。 

ツマキチョウ♂がタネツケバナの花から飛びたつ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:33〜) 
力強く羽ばたいて飛び去りました。 

ちなみに、ツマキチョウ(シロチョウ科)幼虫の食草はアブラナ科で、その中にはタネツケバナも含まれていました。 (フィールドガイド『日本のチョウ』p82より) 


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