2025/06/09

コウゾリナの花蜜を吸うウスバアゲハ

 

2024年5月中旬・午前10:30頃・晴れ 

線路沿いに咲いたコウゾリナの小群落でウスバアゲハ(別名ウスバシロチョウ;Parnassius citrinarius)が訪花していました。
この組み合わせは初見です。
翅を全開のまま口吻を伸ばして黄色い花から吸蜜しています。 
腹端に交尾嚢を付けておらず、私には性別が分かりません。 

このキク科植物の名前に自信がなかったので、帰路に再訪し、一部を採取して持ち帰りました。 
中空の茎の切り口から白い乳液は分泌されませんでした。 
家に帰ってから実物の標本と植物図鑑を見比べ、しっかりコウゾリナと同定できました。

2025/06/08

タヌキの溜め糞場がある林道をニホンザルが群れで遊動中に採食【トレイルカメラ】

 



2024年5月下旬〜6月上旬

シーン0:5/24・午後12:03・くもり(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
里山の林道でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が残した溜め糞場ltrを自動撮影カメラで監視中です。 
スギの落葉が敷き詰められた林道を挟んで、画面の手前(カメラの背後)がスギの植林地、画面の奥が雑木林になっています。 
基本的に画面の右から左に向かって登る山道なのですが、溜め糞場ltrのある区間は、ほぼ平坦な地形になっています。 

ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:5/27・午後15:26・くもり?(@0:04〜) 
林道を右から左へニホンザルが次々に通過します。 
写っていたのは計3頭でした。
先頭個体の尻が汚れているのは自分の糞なのか、それともただの泥汚れかな? 
タヌキの溜め糞場ltrには興味がなく、すぐ横を素通りしました。 


シーン2:6/2・午前7:20・くもり?(@0:25〜) 
6日後の朝に少なくとも2頭のニホンザルが林道を通り過ぎました。 
まず、画面の左端に猿の尻だけ写っていました。 
しばらくすると、 その間にキツツキのドラミング音が聞こえました。 

次に手前(画面下端)から子ザルが登場。 
周囲で猿の鳴き叫ぶ声が聞こえます。 
子猿は林道の端に座って何か餌を採食しました。 
1.5倍に拡大した上でリプレイしても(@1:02〜)、採食メニューは不明です。 
硬そうなので、ドングリなどの堅果なのかな? 


シーン3:6/6・午後18:11・くもり(@1:28〜)日の入り時刻は午後19:02。 
4日後の夕方に、また2頭のニホンザルが林道を右から左へ続々と通過します。 
タヌキの溜め糞の上を素足で踏んで歩いても気にしません。 
キツツキのドラミング音♪が今回は近くから鳴り響いています。 
その後も監視カメラの死角から猿の鳴き声が聞こえます。 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】
この時期は毎回右から左へ一方通行で遊動していました。
小さな群れのようですが、録音された鳴き声から判断すると、群れの個体数は写った数よりももう少し多そうです。
監視カメラの背後など死角を通る個体もいたかもしれません。

つづく→

夕暮れの水場で縄張り争いするクロツグミ♀♂【野鳥:トレイルカメラ】

 



2024年5月下旬 

シーン0:5/24・午前後・晴れ(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
山林で湧き水が溜まった水場を自動撮影カメラで見張っています。 


シーン1:5/29・午後18:37・日の入り時刻は午後18:57(@0:04〜) 
日没直前の薄暗い水溜りに1羽のクロツグミTurdus cardis)が来ていました。 
旧機種のぽんこつトレイルカメラでは羽根の色が分からないのですが、背側が真っ黒ではないので♀(または幼鳥?)のようです。 
ホッピングでぴょんぴょん移動しながら、岸辺の泥濘をあちこち啄んでいます。 

左から低空で♂が飛来して、幼鳥を追い払いました。 
先住者効果はなかったことになります。 
喧嘩中は激しく鳴いていた♪ 
もしかすると喧嘩ではなく、巣立った幼鳥に親鳥が巣外給餌したのでしょうか? 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:49〜) 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 

Perplexity AIと相談したブレインストーミングの結果をまとめてもらいました。 

トレイルカメラによるクロツグミ観察と行動解釈のまとめ

1. 観察状況の概要

  • 場所・時期:山形県の山林内水場(湿地帯)、5月下旬、日没直前の薄暗い時間帯

  • 観察内容:トレイルカメラにクロツグミ2羽が記録される

    • 1羽(♀または若鳥)が水場で採餌中、急に振り返り「キーキー」と鳴く

    • 直後に別個体(♂)が飛来し、2羽で対峙・飛び上がりながら回る行動

    • その後「チュチュン、チュンチュン」と鳴き方が変化し、♂が飛び去る

    • 初めの個体もその場を離れ、周囲は静かになった


2. 行動の解釈

■ 鳴き声の意味

  • 「キーキー」や「チュチュン、チュンチュン」といった鳴き声は、クロツグミが警戒・威嚇・緊張時に発する典型的な声

  • 幼鳥の餌乞い鳴き(「ピィーピィー」など甘えた声)や、翼を震わせる行動は観察されず

■ 縄張り争いの可能性

  • 2羽が対峙し、飛び上がりながら回る行動は縄張り争いや資源防衛の一環と考えられる

  • 特に水場や湿地はミミズやオタマジャクシなど餌資源が豊富なため、親鳥♂が強く防衛する傾向がある

  • 先住者効果(先にいた個体が有利)はあるが、後から来た個体(特に縄張り主や強い♂)が優勢になる場合も多い

■ 親子関係の可能性

  • 巣立ち直後の若鳥♂であれば、依存期には親鳥♂が給餌・保護するが、自立期に入ると縄張りから追い払う行動に切り替える

  • 今回は給餌行動や餌乞い鳴きが見られず、親子給餌の場面とは考えにくい

■ つがい外の♀への対応

  • クロツグミ♂は通常、つがい外の♀には攻撃的になりにくいが、資源防衛や繁殖段階によっては排除することもある


3. トレイルカメラ観察の意義

  • 薄暗い時間帯や人の目が届かない場所でも、自然な行動を記録できる

  • 鳥の行動や鳴き声の違いから、縄張り争い・資源防衛・親子関係など複数の可能性を検証できる

  • 鳴き声や行動パターンを総合的に判断することで、現場の生態的な状況をより深く理解できる


4. まとめ

  • 今回の観察は、クロツグミの繁殖期における縄張り争い・資源防衛行動の一例である可能性が高い

  • 鳴き声や行動の詳細な記録が、個体間関係や生態行動の解釈に非常に役立つ

  • トレイルカメラは、貴重なフィールドデータ収集手段として今後も有効




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