2025/05/15

倒木が散乱するスギ防風林を夜にうろつく早春の野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年3月中旬 

シーン0:3/3・午後13:22・晴れ(@0:00〜) 
根こそぎ倒れた風倒木が散乱している平地のスギ防風林で、根返りスギの根元に掘られた巣穴bを自動センサーカメラで見張っています。 

新雪の雪面に野生動物の足跡はありません。 
今季(2023/24年)は記録的な暖冬で、積雪量が少なかったです。 

この時期に登場した野ネズミ(ノネズミ)の映像をまとめました。 


シーン1:3/16・午後20:21(@0:03〜) 
林床の残雪は完全に溶けて消えました。 
野ネズミがピョンピョン跳ねるように、林床を右から左へ横切りました。 
夜の森で餌を探しているのでしょう。 
巣口bのすぐ手前を通ったのですが、出入りすることはありませんでした。 

水平な倒木を野生動物が丸木橋のように渡るかな?と期待していたのですが、野ネズミは使いませんでした。


シーン2:3/17・午前0:08(@0:17〜) 
日付が変わった深夜にも野ネズミが登場。
右の太い倒木(根返りスギ)の上に乗って、巣口bを見下ろしていました。 
身軽な野ネズミでも、その高さから下の地面に飛び降りるのはさすがに躊躇するのかな? 

監視カメラの電池が消耗していて録画がすぐに切れてしまい、その後の行動を見届けられませんでした。

2025/05/14

昼間に旧営巣地を見回るニホンアナグマ♀【トレイルカメラ】

 



2024年5月上旬・午前11:40頃・晴れ・気温28℃ 

平地の二次林にある死んだアナグマの営巣地(セット)に、珍しく明るい昼間からニホンアナグマ♀(Meles anakuma)がやって来ました。 
林縁の獣道で立ち止まるとしゃがんで地面に尻を擦りつけ、スクワットマーキング(臭腺による匂い付け)したようです。(@0:06〜) 

再びセットに戻ってきたアナグマ♀は、巣口Lを覗き込んで匂いを嗅いだものの、中には入らず左へ立ち去りました。 

別アングルの監視カメラでも撮れていました。
アナグマ♀は巣口Lに顔を突っ込んで中の匂い(いざりタヌキの死臭?)を嗅いでいます。 
この巣穴(事故物件)に引っ越してくるつもりなら、内見するはずです。

獣道を通って帰る途中で立ち止まり、地面の匂いを嗅いでから、急に走り去りました。 
5月上旬から中旬にかけて、アナグマは夜に一度もここに登場しませんでした。 
夜這い♂が来なくなったということは、アナグマの交尾期が終わったのでしょう。 


シバザクラの花蜜を吸い飛び回るツマグロヒョウモン♀【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年5月上旬・午後12:50頃・晴れ 

郊外で道端の花壇に咲いたシバザクラ(芝桜)の群落にツマグロヒョウモン♀(Argyreus hyperbius)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

ツマグロヒョウモン♀は、翅を開閉しながら口吻を伸ばしてピンクのシバザクラの花から吸蜜しています。 
羽化直後なのか、翅は無傷できれいな状態でした。 
強い春風に吹かれて、翅が煽られています。 
この花壇では、同じシバザクラでもピンクの花と白い花の品種が並んで咲いていたのですが、ツマグロヒョウモン♀は白い花には訪れませんでした。 
雨不足なのか、芝桜の花の多くは萎れかけています。 

ツマグロヒョウモン♀は、シバザクラの隣接する花には歩いて移動することが多いです。 
少し飛んで、群落内で次の花に移動することもあります。 
花から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@2:09〜) 

次の花に着地した後で、開閉しながら翅を複雑に動かしたのが気になりました。(@2:20〜) 
その奇妙な翅の動きを言葉で記述するのは難しいのですが、4枚の翅を独立に動かし、背側⇔腹側に開閉しながら前後方向にも小刻みに動かしていました。 
しばらくすると、通常の単純な開閉運動に戻りました。 
交尾相手の♂に見つけてもらえるように翅を扇いでアピールしたのかな?と私は勝手に妄想しました。 
素人目には、いかにも異性を誘惑するような誘っているような翅の動きでした。 
このとき♂を誘引する性フェロモンを放出していたのなら理解しやすいのですが、腹端にヘアペンシルのような構造は見られませんでした。 
ネットで調べても、ツマグロヒョウモンの♀がそのような求愛ディスプレイ(求愛誇示)をするという事実も、♀が性フェロモンを分泌するとの報告もありません。 
ヒョウモンチョウの仲間では♂の翅に黒い性斑(性標)があり、性フェロモンの分泌器官になっています。
ツマグロヒョウモン♂でも同じく性標があります。
したがって、♀が性フェロモンをもつとは考えにくいですね。








そもそも、5月にツマグロヒョウモンを見たのは初めてです。 
これまでは8月が初見日だったので、大幅に更新されたことになります。 
深刻な地球温暖化が進行するとともに、ツマグロヒョウモンの分布も着実に北上しているようです。 
当地は多雪地帯(寒冷な雪国)ですが、2024年は異常な暖冬だったので、暖地性のツマグロヒョウモンが遂に越冬できたのでしょうか? 
園芸パンジーの苗と一緒にツマグロヒョウモンの幼虫や蛹が暖地から運ばれて、当地で羽化した可能性も考えられます。 
(ツマグロヒョウモンの越冬態は幼虫です。)





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