2024/10/23

初冬の水場で餌を探すホンドテン【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年12月中旬・午後23:35頃 

山中の水場で深夜にホンドテンMartes melampus melampus)が来ていました。 
水際まで来ていたのに、水を飲んだり浴びたりせずに、すぐ陸地に戻って奥の林道へ向かいました。 
池にいるカエルを狩ろうと狙っていたのかもしれません。 

テンは、前日に登場したニホンイタチよりも体が大きいです。 
赤外線の暗視映像では白黒なので、テンの冬毛の美しさが堪能できません。 


つづく→

タヌキの溜め糞にガガンボが産卵?

 

2023年12月上旬・午前10:50頃・くもり 

里山のスギ林道に残されたホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の溜め糞場を定点観察しています。 
今回は新鮮な糞塊が残されていました。 

1匹のガガンボ(種名不詳)がタヌキの糞の上を歩いて横切っていました。 
後半は立ち止まって何かしています。 
林道を歩いていたガガンボが溜め糞場にたまたま通りかかったのではなく、明らかに獣糞に誘引されて来たようです。 
背側を見下ろすアングルでは産卵しているのか吸汁なのか、見分けられません。 
口器が退化しているように見えるので、吸汁ではなく産卵行動ではないかと思います。 
そもそも私にはガガンボの性別を外見から見分けられません。 
触角や腹端の形状などから性別を見分けられる方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。 

撮影アングルを変えてガガンボを側面からも撮りたかったのですが、カメラの電池が切れてしまい残念無念…。 
私がカメラの電池を慌てて交換している間に、ガガンボは逃げてしまいました。 
動画を優先したので、同定用の高画質写真も撮れませんでした。 

冬に観察したフユユスリカ?とは明らかに別種でした。 

関連記事(1年前の撮影)▶  


余談ですが、今回タヌキの溜め糞場sで撮った隣の糞塊の写真をよく見ると、茶色い未消化物が大量に含まれていました。
もしこれがナツメの果皮だとすると、山のタヌキが里まで降りてきて庭木の下でナツメの落果をたらふく食べたことになります。
正式にはタヌキの糞分析をして、ナツメの種子が含まれていることを確かめる必要があります。
ナツメは日本の在来種ではありませんから、山中でナツメの木を見かけるようになったら、タヌキなどの野生動物が種子散布した結果ということになります。

関連記事(同時期に別の地点の溜め糞場で撮影)▶ ナツメの種子散布者としてのホンドタヌキ


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こっちの糞塊にはナツメの果皮が未消化のまま含まれている?

2024/10/22

雪国の根曲がり巣穴に出入りする冬毛のニホンイタチ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年12月中旬〜下旬 

シーン0:12/11・午後14:11・くもり(@0:00〜) 
平地のスギ防風林で根こそぎ風倒したスギと一緒に巻き添えを食って倒れた隣の幼木(樹種不明の落葉性広葉樹)が捻じくれながらもしぶとく育ちました。 
毎冬繰り返される積雪の重みで「根曲がり」の樹形となったのです。 
その根元の奥にある「根曲がり巣穴」に住む野生動物の正体を突き止めるために、自動センサーカメラで監視しています。 
地表付近に伸びたツルウメモドキの赤い実が見えます。 

ニホンイタチMustela itatsi)が頻繁に登場するようになったので、その様子を以下にまとめました。 


シーン1:12/17・午前10:11・みぞれ(@0:04〜) 
みぞれがちらつく午前中に、根曲がり巣穴からイタチが外に出てきて左へ駆け出しました。
直後に画面が上下に揺れたので、監視カメラを固定した倒木を渡ったようです。 


シーン2:12/18・午前3:45(@0:19〜)
雪がかなり積もった深夜未明にイタチが巣穴から外に飛び出してきました。 
ちょっと立ち止まってから、新雪をラッセルするように手前へ駆けて行きます。 
これだけ見ると単純に、巣穴の主はイタチと思うかもしれませんが、トレイルカメラが何に反応して起動したのか考える必要があります。 
映像をよく見直すと、小動物が新雪をラッセルした跡が左から来て根曲がり巣穴に潜り込んでいました。 
その動きに反応してトレイルカメラが起動した後に、イタチが手前に走り去ったと推理できます。 


シーン3:12/19・午前8:20(@0:29〜) 
珍しく明るい昼間にフルカラー(天然色)で雪景色が撮れていました! 
出巣しかけたイタチが思い直して根曲がり巣穴に戻ったようです。 
と思いきや、根曲がり灌木(樹種不明の落葉性広葉樹)の下をくぐり抜けて裏側へ出てから、右奥へ向かいました。 


シーン4:12/19・午後19:47(@0:54〜) 
晩にイタチが再び出巣して左へ立ち去ったようです。 
あまりにも動きが素早くて一瞬なので、1/3倍速のスローモーションでお見せします。 
手前の雪面が凸凹しているのは、スギ樹上から落雪したからでしょう。 


シーン5:12/20・午前9:29(@1:02〜) 
明るい午前中にイタチが巣口から右へ行きかけたものの、結局は左に向かいました。 
雪面が固く締まっているのか、イタチの足が雪に潜っていません。 

冬毛のニホンイタチの全身像をフルカラーでしっかり撮れました!  
チョウセンイタチほど尻尾が長くありません。 


シーン6:12/21・午前4:57・雪(@1:16〜) 
真っ暗な未明にイタチが左奥から登場。 
暗視カメラの赤外線を反射して、白く光る眼が2つ動いています。 
新雪をラッセルしながら右へ向かっています。 


シーン7:12/21・午前10:52・雪(@1:33〜) 
同じ日の昼前には雪がほぼ降り止んでいました。 
新雪に埋もれた巣穴からイタチが左に顔だけ出して辺りの様子を伺っています。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
この根曲がり巣穴に住んでいる野生動物の正体は、ニホンイタチらしいとようやく判明しました。 
イタチは雪国(多雪地帯の北国)の冬でも冬眠せずに活動するらしいので、このまま監視を続けます。 
てっきりタヌキかアナグマの巣穴だろうと思っていたのですが、予想が外れました。

参考ブログ: ▶ 雪の中のイタチ - 但馬情報特急 




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