2024/10/02

越冬用巣穴に入る前に取っ組み合いをする2頭のニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年11月下旬 

シーン0:11/23・午後12:14・気温26℃(@0:00〜) 
明るい時間帯に撮れた現場の状況です。 
平地で落葉した二次林にあるニホンアナグマ(Meles anakuma)の越冬用営巣地(セット)をトレイルカメラで監視しています。 


シーン1:11/27・午前0:44・気温0℃(@0:04〜) 
深夜に2頭のアナグマが前後してセットに現れました。 
巣口Rの匂いを嗅いでいた先行個体が振り返ると、後続個体がにじり寄ってから飛びかかりました。 
越冬巣穴を巡る縄張り争いが勃発したのでしょうか? 
小声で唸りながら格闘しています。 
ところが、すぐに取っ組み合いを止めて2頭が相次いで巣穴Rに潜り込んだので、幼獣同士による遊びの兄弟喧嘩ではないかと思います。 
(夏から秋にかけて、アナグマ幼獣同士の格闘遊びを散々見てきました。)
それまで一緒に採食に出かけていた兄弟(姉妹?)がセットに戻ってきて、誰が先に入巣Rするか、という幼稚ないざこざがあったのかもしれません。



越冬に備えて脂肪を蓄えているために体型が変わってしまって分かりにくいのですが、素人目には2頭ともずんぐりむっくりとした♂のように見えます。(自信なし) 
顔馴染みがある母親♀(右目<左目)でないことは確かです。 


シーン2:11/27・午前1:36(@0:46〜) 
(シーン1との関連や繋がりはなくて、おまけのような付け足しです。) 
約1時間後に出巣R直後と思われるアナグマが左へ立ち去り、しばらくすると、別個体(♀?)が巣口Rに顔を出して外の様子を警戒しています。 

計何頭のアナグマがこの営巣地で越冬するのか知りたいのですが、やはり個体識別がしっかりできないことには話になりません。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


つづく→(今回のシーン1と2の間に起きた出来事)

雪が降っても平気で池の水中に留まる晩秋のカエル【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年11月下旬〜12月上旬

シーン0:11/27・午後13:08(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
里山の水場をトレイルカメラで見張っています。 
画面の左下から細長い池に流れ込んだ湧き水が右上に流出し、斜面を下って沢の源流となります。 
周囲の雑木林から大量に降り積もった落ち葉が水場に溜まっています。 

カエルは変温動物なので、本来はいくら動いてもトレイルカメラのセンサーは検知できないはずなのに、風や落ち葉が横切る動きで誤作動した映像の中に、たまたまカエルが写っていることがあります。 


シーン1:11/28・午後18:35・みぞれ(@0:04〜) 
冷たい雨(みぞれ?)が降る晩に、2匹のカエル(種名不詳)が水中に居ました。 
左の個体がたまに瞬きすることから、生きていることが分かります。 


シーン2:11/29・午前4:14・雪(@1:36〜) 
日付が変わった未明に雪が激しく降っています。 
依然として2匹のカエルが池に留まっていました。 
いつの間にか2匹の距離が縮まっています。 
池に堆積した落ち葉によって形成された岸辺でじっとしていました。 
ときどき瞬きしているので、生存確認できました。 

実はもっと激しく雪が降っている夜にも同様のシーンが撮れていたのですけど、動画をうっかり削除してしまいました。 

安全な越冬場所に移動する前に雪が降り始めてしまい、逃げそびれた個体なのでしょうか?
このまま凍死するのではないかと心配です。 
晩秋にまだ大丈夫だろうと油断していたら、急に気温が下がって身動きできなくなり、絶体絶命になったとしたら、まさに「茹で蛙(ゆでガエル)」の逆バージョンということになります。
茹でガエル(ゆでがえる、英語: Boiling frog)とは、緩やかな環境変化下においては、それに気づかず致命的な状況に陥りやすいという警句。生きたカエルを突然熱湯に入れれば飛び出して逃げるが、水に入れた状態で常温からゆっくり沸騰させると危険を察知できず、そのまま茹でられて死ぬという説話に基づく。


シーン3:12/4・午後12:27・晴れ(@3:08〜) 
5日後の昼下がりにカエルの無事な姿が撮れていました。 
水面に浮かんでいたカエルが急に右の日向へ向かって泳ぎました。 
(カエルの種類を見分けられないのが残念です。) 

今季は驚くほどの暖冬で、山中でもまだ根雪にならず全て溶けてしまいました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
変温動物のカエルは、てっきり雪が降る前にどこか安全な場所に隠れて(地中に穴を掘って?)冬眠するのだと私は思っていました。 
雪が降る池に平気で留まっているのは、とても意外でした。 

この映像ではカエルの種類を見分けられないのが残念です。 
水底で冬眠する種類のカエルもいるらしいのですが、呼吸はどうしているのでしょう? 
ヤマアカガエルは、主に林床や泥の中、落葉の溜まった溝の底で冬眠します。また、他のカエルと同様に、土の中や水底で冬眠することもあります。

厳冬期に「池の水をぜんぶ抜く」作戦を敢行し、浅い水底でカエルが本当に冬眠しているかどうか、確かめてみたいのですが、実際にやるとなると大変そうです。

旧機種のトレイルカメラでは撮影時の気温データが取得できないのも残念です。 
地下水の湧き水が貯まった池なので、冬は水温が気温よりも少し高い可能性があります。 
(この点を確かめる必要がありますね。)


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2024/10/01

初雪やみぞれが降る晩秋にホンドタヌキが1〜3頭でニホンアナグマの越冬用営巣地を訪問【トレイルカメラ:暗視映像】

 




2023年11月下旬 

平地の落葉した二次林でニホンアナグマ(Meles anakuma)の越冬用営巣地(セット)を2台の自動撮影カメラで見張っています。 
近所のホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が入れ代わり立ち代わりやって来るシーンをまとめました。 

シーン0:11/23・午前11:48・晴れ・気温25℃(@0:00〜) 
シーン0:11/23・午後12:14・晴れ・気温26℃ 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。


シーン1:11/25・午前3:38・気温-1℃(@0:07〜) 
初雪が激しく降りしきる深夜未明にタヌキがうろついていますが、セットには近寄りませんでした。 

シーン2:11/25・午前4:01・気温0℃(@0:26〜) 
約20分後にタヌキが戻ってきました。 
同一個体か別個体か不明ですが、ちらっとカメラ目線をくれました。 


シーン3:11/29・午後16:29・気温3℃(@0:36〜)日の入り時刻は午後16:24。 
4日後の日没直後、雨(みぞれ)が降る中をタヌキがペアでやって来ました。 
トレイルカメラの起動が遅れてしまい、先行する個体は左へ立ち去る姿がチラッと写っただけでした。 
後続個体はアナグマの巣口Rに顔を突っ込んで匂いを嗅いでからセットをあちこちうろつき、結局は左に立ち去りました。 


シーン4:11/30・午前6:16・気温0℃(@1:33〜)日の出時刻は午前6:31。 
翌日、みぞれ混じりの激しい雨が降りしきる夜明け前にタヌキが単独で登場。 
身震いして雨に濡れた毛皮の水気を切ってから、左へ立ち去りました。 


シーン5:11/30・午前6:17(@1:44〜) 
同一個体がすぐにまた戻ってきたのか、二次林内をジグザグに奥へ向かう後ろ姿が写りました。 


シーン6:11/30・午前10:58・くもり・気温3℃(@1:44〜) 
明るい日中にもタヌキが出没します。 
アナグマの巣穴には立ち寄らず、横を通り過ぎました。 
地表の温度がまだ高いようで、前夜に降ったみぞれはすぐに溶けてしまいました。 
(まだ根雪にはなりません。)


シーン7:11/30・午後16:17・雪・気温0℃(@2:06〜)日の入り時刻は午後16:24。 
雪が降る日没直前に、タヌキが3頭一緒に現れました。 
親子なのか、それとも幼獣の3兄弟(姉妹)なのか、私には見分けられません。 
アナグマの巣口Rの匂いを点検してから左に立ち去りました。 

別アングルで設置したトレイルカメラにはなぜか撮れていませんでした。 
冬は気温の低下とともに乾電池の電圧も下がるようで、トレイルカメラの起動が遅れがちになります。 



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