2024/09/30

初雪が降った次の晩に巣材の落ち葉を追加で集めて越冬用巣穴に運ぶニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年11月下旬・午後17:40頃・気温3℃(日の入り時刻は午後16:25) 

平地の落葉した二次林でニホンアナグマMeles anakuma)の越冬用巣穴をトレイルカメラで見張っています。 

初雪が降った翌日の晩に、アナグマが追加の巣材を集めていました。 
めっきり冷え込んで、巣内で寝床(断熱材)の落ち葉が足りないと判断したのでしょう。 
落ち葉が根雪で埋もれてしまう前に、なるべく多く集めておかなくてはいけません。
こんなん、なんぼあってもいいですからね!

林床に積もった落ち葉を前脚で掻き集めながら後退し、巣穴Rに運びました。 
普段なら後ろ向きのまま巣穴の奥まで潜り込んで巣材を搬入するはずです。
しかし今回は珍しく落ち葉を巣口Rに押し込んだだけで、次の作業に移りました。 
すぐに出巣Rして、巣口LRの中間地点からも落ち葉を集めています。 
我々の感覚では、乾いた落ち葉ならともかく濡れた落ち葉は断熱材(寝床)として暖かそうには思えないのですけど、アナグマは気にしません。 

やはり、アナグマがこの巣穴で越冬すると考えて間違いなさそうです。 
タヌキなど他の野生動物もときどきこの巣穴Rに侵入しますが、巣材を搬入することは一度もありません。 
アナグマが巣材集めの作業中にカメラに正面を向いてくれなかったので、この個体が顔馴染みの♀(右目<左目)かどうか区別できませんでした。 


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