2024/06/05

飛べ!ヤマトクチブトメバエ【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年9月上旬・午後14:50頃・くもり 

川沿いの堤防路の草むらでスズメバチに酷似した見慣れないハエを見つけました。 
初めはアップルミントの群落に居たのですが、訪花シーンを撮り損ねました。 
惚れ惚れするほど見事なベイツ型擬態で、かなりレベルが高いです。 
虫に詳しくない人が見たら間違いなく騙されて、恐れおののくでしょう。 
しかし体長はスズメバチよりも小さいです。 
私は触角や口器の形状からメバエ科の一種だろうと予想しました。 
擬態のモデルはおそらくコガタスズメバチVespa analis insularis)でしょう。 

オオブタクサの葉に止まり直したメバエをじっくり撮影してみました。 (冒頭のシーンだけ、違う種類の植物の葉にメバエが止まっていました。) 
撮れた写真で画像検索(Google Lens)してみると、どうやらヤマトクチブトメバエLeopoldius japonicus)と判明しました。 
やや珍しい種類らしいのですが、山形県ではレッドデータブックに登録されていません(絶滅危惧種というほどの希少種ではない)。 
撮影地点は平地(郊外)の堤防路で、大して自然度は高くありません。 
ススキやヨシ、クズなどに混じってニセアカシア、セイタカアワダチソウやオオブタクサなどの外来植物が繁茂するような環境です。
ヤマトクチブトミバエの寄主と思われるツチバチ類は多数見かけます。 

次のシーンでオオブタクサの葉から急に飛び立ったヤマトクチブトミバエを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると(@0:31〜0:39)、同種の別個体が飛来した途端にまるで迎撃するように葉から飛び立っていました。
私はメバエの性別を形態的に見分ける方法を知りませんが、行動を見る限りでは、♂が縄張りを張って交尾相手の♀を待ち伏せしていたように見えます。 
ライバル♂を追い払ったのかもしれません。(縄張り占有行動?) 
あるいは寄主のツチバチが蜜源植物に来るのを♀が待ち伏せしていたという可能性も考えられます。 (別個体を追い払ったのは誤認?) 

オオブタクサの葉に止まり直すと、口吻の根元を少しだけ動かして角度を変えました。 
ヤマトクチブトミバエが葉から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:50〜) 
葉に着地した直後は翅を半開きにしていたヤマトクチブトミバエは、しばらくすると翅をしっかり閉じました。 
風が吹いて葉が揺れるので、ときどき足を踏み変えてバランスを保っています。 
止まり木で縄張りを張るトンボと違い、葉上のヤマトクチブトミバエは上空の飛翔体を分かりやすく複眼で追うことはしないので、どちらに飛ぶのか予測不能です。 
やがて、しっかり閉じていた翅を急に半開きに戻しました。(迎撃態勢?) 
後半はなかなか飛んでくれないので、痺れを切らした私がメバエの目の前で手足を振ったり物を投げつけたりして、強引に飛び立たせました。 


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外来植物のオオブタクサについて 


最近になって川沿いのこのエリア限定で草丈の高い見慣れない植物の群落が急激に増え始め、気になっていました。 
今回ヤマトクチブトメバエが葉に止まっていたのをきっかけに名前を調べてみると、悪名高い外来植物のオオブタクサと知りました。
風媒花で大量の花粉を撒き散らすので、花粉症の原因のひとつとされています。 
この堤防路では、古参の外来植物であるセイタカアワダチソウの群落を駆逐しつつある勢いです。 
メジャーな外来植物なのに、これまでどうして私の目に留まらなかったのか、逆に不思議です。 
幸い他のエリアでは見たことがありません。 
記憶を探っても、子供の頃にオオブタクサを見たことがあるような、ないような、自分でもはっきりしません。 (旅先で見かけたのかもしれません。) 
近年になって当地に侵入し、分布を急速に広げているのでしょうか? 
それとも駆除根絶に一度は成功した後に再侵入したのかな? 

オオブタクサの写真を撮ったのですが、連日の猛暑と雨不足のため、特徴的な形をした葉がすべてだらんと萎れていました。 
また機会があったら撮り直します。 

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2024/06/04

深夜に風倒木の横を駆け抜けるホンドテン?【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年9月上旬・午前2:06 

スギ防風林で風倒木の根元に掘られた謎の巣穴をトレイルカメラで監視しています。 
深夜に尻尾の長い動物が巣穴の横を駆け抜けました。 
動きが速すぎてぼやけてしまっています。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイしても、正体がはっきりしません。 
旧機種のトレイルカメラで撮った動画のフレームレートが15fpsと低いのが原因です。 
なんとなくホンドテンMartes melampus melampus)ではないかと思うのですけど、どうでしょうか。 
巣穴の主はテンなのかな?

そもそもトレイルカメラのセンサーが反応した理由が不明です。 
縄張り争いなどで2匹が追いかけっこしているのか、それとも野ネズミを狩ろうと追い回しているのかもしれません。 


つづく→


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山中の水場に来たコガラ【野鳥:トレイルカメラ】

 

2022年8月中旬・午後14:05頃・晴れ 

山中の湧き水が溜まった泉を自動センサーカメラで見張っていると、警戒心が強いヤマガラが居なくなった代わりにコガラPoecile montanus)が画面右の浅い岸辺に登場しました。 
監視カメラを気にしているのか、飲水も行水もしてくれません。 
しかしよく見ると、池の浅瀬で水面のアメンボなど小さな水生昆虫を捕食しようと追いかけていたようです。 
1.5倍に拡大してリプレイ。(@0:31〜0:39) 

その後は池畔の止まり木から止まり木へ忙しなく飛んで移動したり、奥に流れ出る水路の上空でホバリング(停空飛翔)したりしています。 
どうも2羽以上の個体が来ているようです。 
周囲の安全を確かめてから水路の横の岸に着陸すると、ようやく入水して水浴を始めます。 
実は、様々な種類の野鳥もコガラと一緒に水場へ来ていたのですが(混群?)、続きは別の記事で紹介しました。 



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