2024/06/02

晩秋の強風に乗ってウィンドサーフィンや遊びの空中戦を楽しむハシボソガラス

 

2022年11月下旬・午前10:20頃・くもり 

稲刈り後の刈田が広がる田園地帯で2羽のハシボソガラスCorvus corone)が電線に並んで止まっていました。 
強風下で飛ぶと、風の勢いに負けて風下に流されそうになります。 
カラスはその強風を利用して、ほとんど羽ばたかずに翼の角度を変えるだけで電線からふわりと高く飛び上がることができます。 
どうやらウィンドサーフィンを楽しんでいるようです。 

電線から飛び立つ瞬間は撮り損ねましたが、刈田の上空で2羽のハシボソガラスが追いかけっこを始めました。 
逆風下で互いに追いかけ、軽い空中戦になりました。 
本気の喧嘩(闘争行動)ではなく、遊びの鬼ごっこです。 
1羽がさっきと同じ電線に戻り、もう1羽は右に飛び去りました。 

ハシボソガラスのウィンドサーフィン(風乗り)と遊びの空中戦を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:26〜) 
背後の裏山には、スギ林の常緑に混じってカラマツ林の黄葉が見えます。 
尾根の付近には白いガスがかかっています。 

この日は風が強く吹いたおかげで、山嶺に並ぶ風力発電の風車4機が勢い良く回っていました。 
日本海側の雪国では、ソーラーパネルを設置しても長い冬の間は日照が期待できません。 
むしろ強い北風による風力発電が期待されます。 
ただし、回る風車に鳥が激突して死ぬバードストライクの検証と対策が必要でしょう。 

関連記事(1年前の撮影)▶ 山上で回る風力発電所の巨大風車 


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2024/06/01

夜明け前の林床でホンドタヌキとニアミスした謎の発光生物? カエル?【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年9月上旬・午前4:15頃・(日の出時刻は午前5:11) 

ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の♀♂ペアと思われる2頭が未明に、ニホンアナグマMeles anakuma)の旧営巣地(セット)を迂回するように通り過ぎました。 
今回はアナグマの巣穴Rには全く興味を示さず、素通りしています。 

画面の左下に小動物2匹の目が白く光っているのが気になりました。(2個の赤丸に注目) 
タヌキのペアが居なくなったのを見計らってから、もぞもぞと地面を移動し始めました。 
動きが緩慢で分かりにくいので、まずは5倍速の早回し映像でご覧ください。 
その後に等倍速でリプレイ。 
映像では小さくて正体不明ですが、なんとなくニホンアマガエルHyla japonica)などのカエルの目がトレイルカメラの赤外線を反射しているのではないかと思います。
白い点が点滅したのは、カエルが瞬きしたのでしょう。 
カエルの目だとすれば、身動きしない限りタヌキには見えず、気づかないでしょう。

対立仮説として「陸生ホタルの幼虫が発光して、タヌキは毒虫の警告色として忌避した」と考えると面白いのですが、まだ実際にこの二次林でホタルの幼虫を見つけたことはありません。 
飼育下でタヌキに陸生ホタルの幼虫を給餌してみて、捕食するかどうか実験で確かめてはどうでしょうか。





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スギ林の幹から幹へ飛んで逃げるムラサキトビケラ

 

2023年8月上旬・午後12:25頃・くもり

平地のスギ林でムラサキトビケラEubasilissa regina)が幹に下向きで止まっていました。 
徘徊するクロアリ(種名不詳)に足先を噛まれたのか、ピクッと動きました。 
私が広角で動画を撮りながら歩いて近づくと、ムラサキトビケラは幹の上で少し歩いて移動しました。 
焦げ茶色で黒い斑点が散りばめられている前翅は地味ですが、周囲のスギの樹皮よりも色が濃くて保護色にはなっていません。 
カモフラージュ作戦がばれた!と悟ったムラサキトビケラは、自発的に飛び立ちました。 
ひらひらと羽ばたいて飛び去り、少し離れた若いスギの幹に止まり直しました。 
今回も幹に対してまっすぐ下を向いて止まっています。 
私がしつこく追いかけて近づいたら、慌てて飛び降りて逃げました。 
しばらく飛び回ってから、同じ杉の木に止まり直すこともありました。 
林床の落ち葉には着陸せず、必ず杉の幹に止まります。 
いつも必ず幹に対して頭を下に向けて垂直に止まります。 

飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:04〜) 
羽ばたくと後翅が美しい紫色で、鮮やかな黄色の帯が目立ちます。 
私がなぜしつこく追い回して飛翔シーンを撮ったかというと、後翅を見たかったからです。
後翅の斑紋からゴマフトビケラなどではなく、ムラサキトビケラと分かります。 
本当は羽ばたく様子をハイスピード動画で撮りたかったのですけど、あまりにも暗すぎて(光量不足)無理でした。 
後半はカメラの設定で明るさを最大に上げてから撮影したので、色調がおかしいです。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


関連記事(8年前の撮影):▶ 夜のムラサキトビケラと美しい後翅 
夜にライトで照らしながら、飛ぶシーンを少しだけ撮りました。 


本種の成虫はよく樹液酒場に集まるらしいのですが、私はまだ実際に樹液の吸汁シーンを見たことはありません。 
今回もまさか針葉樹の樹液を目当てにスギ林に来ていたのではないはずです。
(ムラサキトビケラは)幼虫期を流水中で過ごすため、近くに流れのない場所では樹液で見られる可能性は低い。(森上信夫『樹液に集まる昆虫ハンドブック』p70より引用)

撮影地は平地の田畑を囲むスギの防風林ですが、浅い農業用水路が近くに掘られているため、幼虫がそこで育ったのかもしれません。 
しかし灌漑のための水路なので、1年中は流れておらず、春から秋(晩夏?)にかけてしか水が流れていません。 
そのような環境でムラサキトビケラの幼虫が素早く育って成虫が羽化できるのかどうか、水生昆虫の生活史に疎い私は分かりません。
(当地は雪国ですし、幼虫期に2年以上かかるのでは?) 
もう少し遠い地点で羽化した個体がたまたまスギ防風林に飛来して休んでいただけかもしれません。 


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