2024/01/13

幼獣を運んで2つの巣穴を行ったり来たり引っ越しを繰り返すニホンアナグマ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年5月下旬

シーン1:5/27・午前3:17・(@0:00〜) 
右目の小さなニホンアナグマ♀(Meles anakuma)が未明に奥の巣穴Rから外に出てきました。 
口に幼獣を咥えて、手前の巣穴Lに引っ越しを始めました。(R➔L) 
前回の引っ越し(12日前)時よりも育った幼獣は重そうで、母親♀は運搬中に何度も地面に幼獣を置いて休んでいます。 


不思議なのは、前回も今回も巣穴RからLへ引っ越したことです。 (R➔L) 
辻褄を合わせるためには、2つの巣穴が内部で繋がっているか、あるいは巣穴LからRへの引っ越しをカメラの電池切れなどの機材トラブルで撮り損ねていたことになります。 

動画編集のミスで、暗転が不必要に長くなってしまいました。(@0:29〜0:48) 


シーン2:5/27・午前3:19・(@0:48〜) 
次の幼獣を口に咥えた♀が再び出巣Rしてきました。 
巣穴Lへ運んで引っ越します。(R➔L) 

しばらくすると、♀が手前の巣穴Lから空荷で外に出てきました。 
後ろ姿で見ると、この♀の首筋には白斑があります。 
身震いしたところで録画終了。 

前回5/15は4頭の幼獣を続けて運びましたが、今回は2頭だけです。
残り2頭の安否が心配です。


シーン3:5/28・午後17:41・(@1:21〜)日の入り時刻は午後18:56。 
翌日は日没前の夕方に引っ越しの続きを始めました。 
夕方に見るとまた毛色の印象が変わるのですけど、運搬者は後頭部に白班が無いので、もしかすると♀ではなくヘルパー♂なのかもしれません(自信なし)。 

大きく育った幼獣の首筋を口で咥えて、奥の巣穴Rへと運んでいます。(L➔R) 
前日にせっかく巣穴Lへ引っ越した幼獣を再び巣穴Rへと戻したのでしょうか? 
引っ越しと言っても隣り合う2つの巣穴L⇔Rの間を行ったり来たりしているだけで、一体どんな意味があるのか私にはさっぱり分かりません。 
詳しく解明するには、幼獣も成獣もきっちり個体標識する必要がありそうです。
巣穴の内部構造を調べる必要もあります。

♀?が再び出巣Rしたところで録画終了(尻切れトンボ)。 


シーン4:5/28・午後17:44・(@2:02〜) 
トレイルカメラの起動が遅れましたが、幼獣を咥えて引っ越し中でした。(L➔R) 
運んできた幼獣を巣口Rに一旦置いてから、咥え直して改めて入巣Rしました。 

しばらくすると、空荷で出巣Rした♀?が手前の巣穴Lへ戻りました。 
次に後退しながら出巣Lしたときには口に幼獣を咥えていました。 
幼獣を連れて奥の巣穴Rへ引っ越します。 (L➔R) 


シーン5:5/29・午後21:37・(@3:15〜) 
翌日の晩にも引っ越しシーンが撮れていました。(L➔R) 
巣口LRの中間地点で地面に横たわる幼獣の姿がしっかり見えました。 

♀が一休みしてから幼獣の首筋を噛んで持ち上げ、半ば引きずるようにして奥の巣穴Rへ運びました。 
成長した幼獣が重くなり、運ぶのに苦労しているようです。 

カメラの電池が消耗していたせいか、続きが撮れていませんでした。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


ベニカナメモチの花で採餌するヒメハナバチ?コハナバチ?の一種

 

2023年5月下旬・午前10:15頃・くもり 

民家の庭の生垣でベニカナメモチ(=レッドロビン)に白い花が咲いていました。 
バラ科のレッドロビンがこんな花(散房状花序)をつけるとは知りませんでした。 

そこに小さなハナバチが訪花していました。 
コハナバチ科かヒメハナバチ科だと思うのですが、採集しないと私には見分けられません。 
吸蜜する蜂の後脚をよく見ると、花粉籠に少量の白っぽい(黄色)花粉団子を付けています。 

1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
このとき1.5倍に拡大しました。(デジタルズーム)

2024/01/12

巣材の落ち葉を2つの巣穴に繰り返し運ぶニホンアナグマ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年5月下旬 

ニホンアナグマ♀(Meles anakuma)がまた巣材集めをするようになりました。 

シーン1:5/29・午後18:53・(@0:00〜) 
首筋に白い毛の部分(白斑?)がある♀が、前足で落ち葉を掻き寄せながら手前の巣穴Lに後ろ向きで入ります。 
細い落枝も一緒に運び込んでしまっても、細かいことは気にしないようです。 

しばらくすると、同じ巣穴Lから外に出て来ました。 
身震いしてから左に立ち去ると、カメラの周囲のマルバゴマギ灌木が激しく揺れ始めました。 
アナグマ♀がカメラの死角でゴソゴソ動いているようです。 
林床の落ち葉をかき集めるだけでは足りずに、近くに生えた灌木の枝に付いた生の葉っぱ(若葉)もむしり取っているのかもしれません。 


シーン2:5/29・午後18:58・(@1:14〜) 
新しく集めてきた巣材を巣口Lに敷き詰めただけで、なぜか巣穴Lの奥には運び込みませんでした。 
どんな意味があるのか、これはちょっと興味深い行動です。 
♀はそのまま右へ立ち去りました。 


シーン3:5/27・午前0:51・(@1:32〜) 
2日前の深夜にも巣材集めをしていました。 
奥の巣穴Rに巣材を繰り返し運び入れています。 
手前に生えた灌木の枝葉が邪魔で、アナグマの性別もよく見分けられませんでした。 
(巣材集めは♀の仕事だと今のところ考えています。)


 ※ 都合により、動画の順序を入れ替えました。(見て分かりやすい映像を先に紹介しました) 
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


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