2023年5月下旬
シーン1:5/27・午前3:17・(@0:00〜)
右目の小さなニホンアナグマ♀(Meles anakuma)が未明に奥の巣穴Rから外に出てきました。
口に幼獣を咥えて、手前の巣穴Lに引っ越しを始めました。(R➔L)
前回の引っ越し(12日前)時よりも育った幼獣は重そうで、母親♀は運搬中に何度も地面に幼獣を置いて休んでいます。
関連記事(12日前の撮影)▶ 雨の朝に幼獣4頭を次々に運んで隣の巣穴へ引っ越すニホンアナグマ♀【トレイルカメラ】
不思議なのは、前回も今回も巣穴RからLへ引っ越したことです。 (R➔L)
辻褄を合わせるためには、2つの巣穴が内部で繋がっているか、あるいは巣穴LからRへの引っ越しをカメラの電池切れなどの機材トラブルで撮り損ねていたことになります。
動画編集のミスで、暗転が不必要に長くなってしまいました。(@0:29〜0:48)
シーン2:5/27・午前3:19・(@0:48〜)
次の幼獣を口に咥えた♀が再び出巣Rしてきました。
巣穴Lへ運んで引っ越します。(R➔L)
しばらくすると、♀が手前の巣穴Lから空荷で外に出てきました。
後ろ姿で見ると、この♀の首筋には白斑があります。
身震いしたところで録画終了。
前回5/15は4頭の幼獣を続けて運びましたが、今回は2頭だけです。
残り2頭の安否が心配です。
シーン3:5/28・午後17:41・(@1:21〜)日の入り時刻は午後18:56。
翌日は日没前の夕方に引っ越しの続きを始めました。
夕方に見るとまた毛色の印象が変わるのですけど、運搬者は後頭部に白班が無いので、もしかすると♀ではなくヘルパー♂なのかもしれません(自信なし)。
大きく育った幼獣の首筋を口で咥えて、奥の巣穴Rへと運んでいます。(L➔R)
前日にせっかく巣穴Lへ引っ越した幼獣を再び巣穴Rへと戻したのでしょうか?
引っ越しと言っても隣り合う2つの巣穴L⇔Rの間を行ったり来たりしているだけで、一体どんな意味があるのか私にはさっぱり分かりません。
詳しく解明するには、幼獣も成獣もきっちり個体標識する必要がありそうです。
巣穴の内部構造を調べる必要もあります。
♀?が再び出巣Rしたところで録画終了(尻切れトンボ)。
シーン4:5/28・午後17:44・(@2:02〜)
トレイルカメラの起動が遅れましたが、幼獣を咥えて引っ越し中でした。(L➔R)
運んできた幼獣を巣口Rに一旦置いてから、咥え直して改めて入巣Rしました。
しばらくすると、空荷で出巣Rした♀?が手前の巣穴Lへ戻りました。
次に後退しながら出巣Lしたときには口に幼獣を咥えていました。
幼獣を連れて奥の巣穴Rへ引っ越します。 (L➔R)
シーン5:5/29・午後21:37・(@3:15〜)
翌日の晩にも引っ越しシーンが撮れていました。(L➔R)
巣口LRの中間地点で地面に横たわる幼獣の姿がしっかり見えました。
♀が一休みしてから幼獣の首筋を噛んで持ち上げ、半ば引きずるようにして奥の巣穴Rへ運びました。
成長した幼獣が重くなり、運ぶのに苦労しているようです。
カメラの電池が消耗していたせいか、続きが撮れていませんでした。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。